A.A.の暇つぶしブログ

暇つぶしの読書と遊戯王の記録

参議院選挙を振り返って

2013年07月30日 13時30分04秒 | 政治
今回の参議院選挙は、やはり自民党の大勝に終わりましたね。ねじれ解消が争点になってしまっていた事を疑問視する声もありましたが、野党はねじれを悪用して政治を停滞させるばかりだったので、ねじれ解消が求められたのも仕方ありませんね。
その他、よく言われたのは憲法改正や原発、増税、TPPなどの是非でしたが、野党の多くは単に与党に反対するだけで、明確な反対の理由も代案も聞こえてくることはありませんでした。それでは野党に投票する人がいなくなるねは当然ですよ。

さて、ねじれが解消され自民党が多数になったわけですが、野党や一部のマスコミが心配するように、議席数にものを言わせる拙速な政治が行われる心配はないと思います。自民党内にもTPPや増税に反対な議員はいるため党内で議論がなされるのです。
これが素人政治家の集団であったらトップダウンで議論されずに決定されるのではないかと心配になってしまいます。下手に二大政党制を目指して素人政治家を量産するより、まっとうな政治家を1人でも送り出した方がまともな議論が行われるというものです。

そんなわけで、今回の選挙にはおおむね満足なのですが、自民党が政治に関しては完全な素人である渡辺美樹さんを政界に導いてしまったのが不安でなりません。お会いしたことないので、されている事業での評判や著作を読んだ感想からの評価ですが、商人としては一流でも政治家にはむいていない人だと思います。
投票する有権者も悪いのですが、商人は政治家にするべきではないですね。少利に走る商人は大局を見ないので道を誤りやすい。商人の論理で行き着いた先がこのデフレスパイラルなのです。デフレの申し子とでも言っていい渡辺さんをデフレ脱却を目指す自民党が推すなんておかしな話です。

わたしは、比例には能力があるけど、地盤、看板、鞄のない人に出て欲しいと思います。芸人やスポーツ選手、商人などの知名度で票を集め無能な政治家を増やすのが政治といえるのでしょうか?政党の力で票を集め、秘書や地方議員、官僚等に埋もれている将来有望な若手にチャンスを与えた方が国のためになるのではないかと愚考します。
まあ、いずれにせよ有権者の意識が高まらないことには意味がないですけどね。今回の選挙の結果は、民主党政権がダメすぎた反動というだけで、本当に一票を託せる相手か考えて投票できた人がどれくらいいた事か…。政党は知名度とか関係なしに有能な候補者をたて、有権者は投票する前に候補者をよく知って選択する。そんな選挙が行われるようになってもらいたいものです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヘイトスピーチ | トップ | 麻生副総理の発言 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事