No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

木枠の木造駅舎~羽前成田駅

2015-07-14 | ローカル鉄道















犬や猫は、長年連れそううちに、飼い主に似ていくという。奥さんが買い物から帰ったら、亭主と犬が同じ格好で腹を出して寝ていて、両者区別がつかない、なんてことも強ち冗談ともいえない。僕のカメラも(今のカメラは、まだ1年くらいの付き合いか?)、段々思考回路が持ち主に似てきたように思う。ライカのホワイトバランスほど当てにならないものはないけど、その外れっぷりが持ち主の望む方向に振れてきている。「どう?こんな感じでしょ、アンタの好きなのは?」てな具合に、古い建物だと暖色系の色を叩き出す。実際には、複雑な光源にホワイトバランスが破綻しているに過ぎないのだろう。でも、それはカメラ自身が僕の感情の振れをベンチマークに学習機能を発揮しているのではないかと、真剣に考えるほどだ。

写真の駅は、山形鉄道・フラワー長井線の「羽前成田駅」。全ての扉と窓が、木枠のままである。一見、古そうな駅でも、窓だけはサッシに変わっていることが多いので、本当に木枠だけの駅は貴重だと思う。



LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH / ELMARIT 28mm (4th)



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2 コメント

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Unknown (ariari)
2015-07-14 22:53:38
声をあげて喜んでいそうな雰囲気が伝わります。
ここは素晴らしい駅です。人がいないのは仕方ないのですが、もう泣けます。
三セクや地方私鉄の駅舎は、お金がないので現状維持なのですが、そこをいかにキレイに保つか。
地元の方に愛されているのがわかります。
いい色合いですよ。きっと心が通うんでしょうね。なんだ、こんなもんばっかり撮りやがって(笑)、とか。
うちのカメラも不憫です。もっと美しい景色を見せてあげたいのですが、持ち主が至らなくて。
師匠 (6x6)
2015-07-15 19:08:38
例によって、超駆け足ツアーだったのですが、この駅にいる時は、時間の流れが変わりました。
冬は、ストーブとか炊いていそうで、深々と雪の降る冬も素敵そうな駅でした。もう堪りません。
カメラは、脳内描写優先モードになってしまいました(笑)。人によっては、癇癪を起こしそうな色合いですが、喜ぶ人もいるという・・・。
追伸:師匠のカメラは、師匠の視線を追っているので、超幸せ者ですよ!

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