会津東山温泉は山間らしく、坂の多い温泉街だった。「からり妓の小径」とか少し艶っぽい小路もあるのだが、この季節に芸妓さんが「カランコロン」歩いているとは思えない。当然車での送迎だろう。通りは除雪されたり、温泉水を利用した融雪で、歩き易くなっている。それでも氷点下十度くらいまで冷え込む土地柄、ところどころカチカチに凍結している箇所もある。何度か滑りそうになり、股に力を入れて歩いたせいか、帰宅すると身体がガチガチになっていた。「どこまでネガティブなことを書くんだよ?」と思われるは心外なので、早めに結論を言う。僕はこの温泉街が気に入った。こじんまりとした温泉街が散策には丁度良いし、春は新緑、夏は涼しい風、秋は紅葉と季節ごとに楽しめるだろう。では外を歩くこともままならない冬はどうか。もう温泉が最高なのである。滑りやすい坂道を踏ん張って歩くと身体が強張る。その疲れて冷え切った身体を湯船に沈めると、もう極楽なのだ。どんなに外が寒くても湯から上がるとぽかぽか。ビールが最高に旨いのだ。しかも(多分)他の季節と比べると空いていて、ゆっくりできる。
X-PRO2 / XF23mm F1.4R , XF14mm F2.8R
とにかく理屈は要らないから感じてみなさいよ、と言われている気がします。
残念なのは交通の便があまり良さそうではないですね。ハードルは高いのですが、ハードルは越えるためにある、そう考えて。
講座の写真展等、お忙しそうなので、落ち着いた頃にご挨拶をと思っておりました。
ここはですね、会津若松までのルートは厳しいですが、温泉まではバスが一時間あたり2〜3本は出ています。時間も30分程度で着きます。
新潟から快速列車で出発すれば、朝8時半に出ても、昼には温泉街に着くと思いますよ。
ただ会津若松を素通りするのも別の意味で困難ですが・・・。