No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

駅前の光景 JR奥羽線・釜淵駅

2016-05-27 | 駅前の光景











新しいカテゴリを作った。「駅前の光景」というカテゴリだ。特段制限はないものの、現実的には日本国内の駅になると思う。国内には約9600の駅があるそうだ。その殆どの駅に僕は行ったことがないし、行くことができぬまま一生を終えるだろう。僕が行ったことのある駅にも、行ったことのない駅にも、須らく「駅前」が存在する。JR渋谷駅の駅前と、東北の無人駅の駅前では、同じ駅前という言葉を使うことに無理があるほど、大きな差異がある。それでもどちらも駅前なのである。

そして僕は、この企画を立ち上げない限り(大げさだけど)、行くことの無いであろう、何の変哲もない地方の一駅、その駅前に興味を持っている。そこには写欲掻き立てられるフォトジェニックな何かは無いかもしれない。それでも撮ってみようと思う。駅の写真(全景)と駅から見た駅前の写真。これだけは全ての駅前の必須写真とし、あとは僕の眼に留まった何かをランダムに載せる、ただそれだけのことだけど。

記念すべき第一回は、JR奥羽線・釜淵駅だ。山形県の真室川町に位置し、秋田県湯沢市にほど近い県境の町である。真室川町は中々正体の分からない町で、山を沿って走る道路(さして大きくもない)に集落が延々と続いている不思議な町だ。僕が知らないだけの可能性もあるけど、どこが中心地なのか、それすら分からない。地図で見ると、釜淵駅は当地の大動脈である国道13号線から山間部に入り込んだところにある。駅前では道路工事が行われていて、工事関係者以外に人気は全くなかった。駅の近くには巨大な「百貨店」を名乗る店舗があった。外から覗くと、巨大なフロアの真ん中に、普通の小さな商店くらいのスペースだけを使って食料品などを展示していた。これで何が分かったかといえば、全く何も分からない。もう載せるのもやめようかとも思った。でも、続ければ何かが見えてくるかもしれない。取り敢えず、シリーズ続けます。企画倒れで早々に廃止になったら、すいません。



LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH



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