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レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

ハモと猫と妄想

2016-06-20 | 漁港の猫

魚のことは詳しくないけど、これは鱧(ハモ)ではないか。京都時代は毎年食べた鱧。秋田では食べる機会がない。いやそもそも日本海に鱧なんていない筈だ、そう思い調べてみた。「いない」とは書いてはいない。殆ど獲れないけど、一応青森以南であれば日本海にも生息はしているらしい。うーん、これは鱧なのか、それともアナゴの一種なのか。近づいて確認しようとすると、取られてなるものかと猫が凄い怖い顔をしていた。これ以上近づくのは危険である。
もしこれが鱧だと仮定しての話だけど、そろそろ鱧は旬の季節となる。京都では行きつけの小料理屋さん(あればですが)に行けば、「今日は良い鱧が入ったんですわ」と湯びきが出てくると思われる。その後は天麩羅にもしてくれるだろう。「お飲み物どうします?」と聞かれて、「折角だから日本酒にしようかな」なんて。お店の人も「そらもう鱧ゆうたらお酒の方がよろしおすえ・・・」なんて。あー羨ましい。そんな妄想に浸る僕を猫は厳しい顔で見続けていた。


LEICA M9 /SUMMICRON 35mm ASPH


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