以前のノートで、ヨーロッパでいちばん危ないのは、ギリシャよりもイギリスであると書きました。
ポイントだけ述べると、イギリスの官民両部門が、海外債権者から借りているマネーがいくらあるかというと、何とGDP比3.4倍という膨大な額なのであります。
イギリスの対外債務の長短比率は、GDP比240%が短期債務、102%が長期債務であります。
ギリシャの対外債務は、GDP105%分が長期債務、58%分が短期債務と、文字どおり、キャリートレードで、高金利を払う側の債務構造になっています。
一方、イギリスの対外債務の長短比率、しかも金融機関の対外債務が突出しています。
すなわち、短期で借り、長期で高金利運用をする、というキャリー・トレードで儲ける側の資金構造になっているわけです。
早い話が、ギリシャやポルトガル、スペイン、中東諸国が、デフォルト(債務不履行)したら、もろに被害を被るのは、『イギリス』なのであります。
<未完>
ポイントだけ述べると、イギリスの官民両部門が、海外債権者から借りているマネーがいくらあるかというと、何とGDP比3.4倍という膨大な額なのであります。
イギリスの対外債務の長短比率は、GDP比240%が短期債務、102%が長期債務であります。
ギリシャの対外債務は、GDP105%分が長期債務、58%分が短期債務と、文字どおり、キャリートレードで、高金利を払う側の債務構造になっています。
一方、イギリスの対外債務の長短比率、しかも金融機関の対外債務が突出しています。
すなわち、短期で借り、長期で高金利運用をする、というキャリー・トレードで儲ける側の資金構造になっているわけです。
早い話が、ギリシャやポルトガル、スペイン、中東諸国が、デフォルト(債務不履行)したら、もろに被害を被るのは、『イギリス』なのであります。
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