チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 文明が、依拠する価値:チャンネル桜・瓦版、世界「日本化計画」、『素人』がデビューできる唯一の国!

2016-09-21 19:07:51 | 日本文明

     <文明が、依拠する価値について>

 アメリカ文明は、『善』という価値に立っている。

 アメリカ文明に反するものは、『悪』の烙印が押される。

 アメリカが、『悪』を罰するために行う報復の軍事行動に、異論があるのは、「アメリカの『善』は、独善だ。」という危惧と、結びついている。

 そこで、文明が、依拠する価値について、一考してみましょう。

 『原罪』は、キリスト教の根幹をなすものである。

 それは、人間の本質は、『性悪』であるという意識である。

 この意識に、『善』と『悪』という「二分法。」が、根ざしている。 

 善と、同じレベルにある価値を、あげよう。 「真・善・美。」と並べられる。

 善のほかに、真と美がある。

 善には、悪という負の価値が、対応する。

 真には、疑、美には、醜という負の価値が、対応する。 

 イスラム原 理主義者は、神(アッラー)の真理に、立脚する。

 神の真理を信じない邪教徒には、神罰が下る。

 アッラーの名のもとに、邪教徒に、天誅』を加えるという行為が、正当化される。

 彼らがよって立つ『価値』は、善や美ではなく、『真』である。

 「真・善・美のどれが、大切か?」という問いは、『愚問』であろう。

 いずれも、大切である。

 しかし、力点の置きようがある。

 あえていえば、21b世紀の文明が、よって立つべき価値は、真や善にも増して、『美』ではないか?と思う。

 それには、理由がある…。

                (続く)


 日本文明特有の『見立て』という「発想力。」:人工知能による失職は、ベーシックインカム(みんな手当)で対応

2016-09-11 22:13:51 | 日本文明

    <日本文明特有の『見立て』という、融通無碍な「発想力。」の本質>

 「あはれ。」を題材にした、デュアル・スタンダードの話ですが、デュアルという概念は、「日本には、神と仏がいる。」ということを説明する上でも、有用な議論だと思います。

 神と仏、あるいは、縄文と弥生、それから野性的な「荒ぶる魂。」と和(やわ)らぐ、『和魂』(にぎみたま)のように、2つの概念が、「デュアル。」に存在していることを伝えないと、日本文明は、伝わらない。 

 『神道とは、何か?』で、仏教と神道の違いを、「神は、在るもの、仏は、成るもの。 神は、来るもの、仏は、往くもの。 神は、立つもの、仏は、座るもの。」という標語で表現してみました。

 そのように、原理的に異なる、神と仏が、なぜ、本地垂迹・神仏習合のように、『合体』していくことができるのかを、考えていくことによって、繋がりえないと思われるものを、メタフォリカル(暗喩的)、かつ詩的に、結びつけてしまう、日本文化特有の『見立て』という「融通無碍な、発想力の本質。」が、見えてくるような気がします 

 なぜ、そのような「見立て」が、可能かといえば、やはり、日本の自然の『多様』さが、絶対的な要件でしょう。

 日本は、四季移ろいもあり、東西南北に幅広く、少し走れば、すぐ、山から海まで、到達でき、太平洋プレートをはじめ、4つのプレートが、ぶつかり合う「プレートの十字路。」でもあります。

 まさに、「フラジャイル(こわれやすい)な、日本列島。」です。

 さらにいえば、火山や台風や地震などによって、数十年単位で、大『変動』が、起こりうる。 

 千年かかって滅びた、楼蘭のような、長期変動型ではありません。

 だからこそ、日本では、「やってくるもの。」を、短期的に、かつ敏速に『察知』する感覚を、研ぎ澄まさなければならなかった。

 「やってくるもの。」と「受けるもの。」との、鍵と鍵穴を、つねに、持つと同時に、さらに、その鍵と鍵穴の間に、受け入れのための、ある種の『間』を構えておく。

 こういう、インターフェース(接点)を、文化や生活のなかに築いてきた。

 しかも、「やってくるもの。」と「待つもの。」、あるいは、「陰と陽。」という関係が、つねに、きわめて動的に意識されていた。

 このような思想を、象徴する『装置』が、神道だったともいえます。

 新しい命が、誕生するか、どうか?は、その2つの力を、うまく結合できるかどうかによる。 おそらく、「日本文明の本質。」も、そういう構造なのでは、ないか?と思います。

            (続く)


 日本は、平等化の高い国:チャンネル桜・瓦版

2016-06-18 19:16:24 | 日本文明
     <日本は、世界1、平等化の高い国>

 日本社会の特徴として、非常に平等化圧力が高い社会であるといえます。

 まず、第1に、男女の間での「体力格差。」が、かなり縮小しているという信ずべき根拠があります。 

  (女子マラソン、女子サッカー、女子ソフトボール…)

 第2に、日本ほど、子供が社会的に『成熟』している国はありません。 

 反面、おとなになっても、あまり成熟度が高まりません。

 だから、日本では、小学校高学年から30代、40代くらいまでほぼ均質の社会的「成熟度。」の人間たちが、似たような財やサービスを巡って世代を超え、需給双方に顔を出す『独特』なマーケットが形成されています。

 第3の、いちばん重要なポイントとして、『知的エリート』と『大衆』との間に『知的能力格差』がないことであります。 

 知的エリートのほうが、多少は高いだろうという程度の差ですんでいるのです。

 知的エリートたちには、どんな『存在理由』があるのかというと、はっきりいって何もありません。

 古今亭志ん生の不滅の名ゼリフを借りれば「いてもいなくてもいいどころか、いるよりいないほうがずっといい連中。」になってしまっています…。

 いなくても、何か困ることがあるのかといえば、これがまた、何一つ困ることはありません。

 むしろ、「知的エリート。」が、知的エリートとして機能しない社会は『良い』ことずくめなのであります…。

 「情報を『独占』する構造。」は、日本には存在しなかった:チャンネル桜・瓦版

2016-06-17 09:17:58 | 日本文明
  <ユーラシア大陸の「情報を『独占』する構造。」は、日本には存在しなかった>

 三内丸山遺跡が示すように、縄文後期の日本の大集落には、『城壁』がなかったのであります。

 時代は下がって、弥生時代から平安時代にかけての日本人たちは、唐の都、長安をまねて造った平城京、平安京でさえ、門は立てたが、門と門とのあいだをつなぐ城壁を作りませんでした。

 外敵を考える必要のない都市はまた、物見やぐらを必要としない文化を発達させました。

 物見やぐらだけではなく、宗教建築も、都市に城壁をめぐらせる必要のあった中国と、その必要を感じなかった日本では、まったく違うかたちをとるようになりました。

 外敵の侵略を前提に城壁をめぐらした、ユーラシア大陸の都市は、最高権力者がいちばん高い塔を建てて、「今まさに、外敵が、侵入しようとしている。」という『情報』を独占する文明を育てました。

 つまり、中国からヨーロッパに至るあらゆる都市で、王侯貴族、高位の聖職者、豪農が、「町で、いちばん高い塔。」を建て、そこでしかえられない住民全体の生死がかかった情報を『独占』する構造ができていました。、

 情報における階級『格差』が、歴然と存在していたわけであります…。



 『日本文明』の存在:チャンネル桜・瓦版、「免疫力。」を上げて、難病(がん)を克服する

2016-05-03 13:51:50 | 日本文明
   <現代の日本人だけが知らない、『日本文明』の存在。>

 日本文明は、他の世界・主要文明と違い、「1つの国で、1つの『文明』を、なしている。」という、世界に『類例』のないケースだ、とされています。

<たゆまず続く、日本文明の『本能』>、 <縄文文明の、秘めたるダイナミズム>、 <日本人には、危機に対処する力が、間違いなくある>、 <日本の文明の力の,超システム、「換骨奪胎。」>というブログを纏めてあります…。
 
これは一見、「受動的。」に見られる、日本文明の底流には、僅かな期間に、ものごとを、『激変』させる、「弥生的なるもの。」という文明論的に、大きく「異なる。」2つの『本質』(「縄文的なるもの。」と)が、交錯しているという全体像を見ているわけでありますよ。