癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

脊髄軟化症

2014年03月20日 | 東洋医学
久々の更新です。
3月に入り忙しくなり更新ができませんでした。
今日はいつものペースとなり久々に更新です。

開院してまもなく1年になりますが、それなりに忙しくなってきました。
まあ、普通の病院レベルに近づいた程度でしょうが、またやりがいと責任も重くなりますね。

糖尿病(点滴中の猫)のコントロールも難しさを感じていますし、診療、治療していて臨床の奥深さを実感します。

普段、鍼灸の治療が半数は占め、椎間板ヘルニアの子が多く来院しますが、脊髄軟化症の子がくる場合もあり診断には神経を使います。
特にこの脊髄軟化症は急性疾患であり治療も困難とあり疼痛の激しいミニチュアダックスが受診した場合は慎重になります。
依然来院した子がそうで、とにかく疼痛があっ激しく、やさしい鍼灸で首を動かせるくらいまで疼痛を緩和しましたが、夜帰ってししばらくして疼痛が再開して夜間病院にいかれましたが、その後は厳しい結果になったでしょう。

先日もG4の子が鍼灸で完全に歩けるようになりがしばらくして再発し、はげしい疼痛に見舞われました。
この判断も厳しいものとなりましたが、残念な結果になりました。
はたして脊髄軟化症であったのか?
検査してもはっきりしたことも判明しませんでした。

正直、臨床ではわからないことも多いのが現実のように思います。
わからない中でも治療を行いながらベストを尽くすしかない場合もあるものだなと、今回の治療を回顧しています。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-03-20 23:58:54
厳しい結果とはどうなるのですか?
読んでて気になりました。