癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

出張から帰りました

2006年11月29日 | Weblog
十勝方面に出張して今日の夜帰ってきました。

写真は大樹町の畑にいる鶴を写したのですが小さくて見えませんね。
白い点のような鶴が3羽写っています。
小さいですが、なべ鶴だと思います。
僕は以前「エコネットワーク」という野生鳥獣の保護団体にも加入していたので鳥にも愛着があります。油汚染された鳥の洗浄実習なんかもやらしてもらいました。

田舎道を走っているとよく、一人(匹)で歩いて?いる犬を見かけます。
見ると首輪がついているので飼い犬です。農家では放し飼いしていることが多いので、自分で散歩しているんです。
交通事故に遭わないかといつも心配してしまいます。

今日は眠いのでこれで・・・

役員会がありました

2006年11月26日 | アニマルセラピー
暖かな日でした。も一休みです。
車でそう遠くないところに昔の札幌農業試験場の跡地があり、広い公園になっています。市民の憩いの場所で僕はとても好きでして、子供が小さい頃はよくそこに出かけていました。今は子供も来ることもなく、偶に犬を連れて、違う場所での散歩を楽しんでいます。
写真を撮るのも、家の子は落ち着きがなく、写真のように動き回りうまく撮れませんでした

昨日は北海道ボランティドッグの会のセラピー委員会役員会でした。
来年度の体制を協議しましたが、最大のポストである委員長も無事?に決まりました。今は仕事を分業化しているので以前に比べると委員長の仕事も楽になったおかげで、スンナリと受けてもらえるようになりました。

また、適性検査に関して、今までは犬の訓練士さんが専門的に検査していましたが、実際の活動を数多く経験している会員で意欲のある人にも、将来担当してもらうために「適性検査部」を立ち上げる方向で検討することとなりました。
不肖僕もその検討メンバーですので、これから具体的なことを考えなくてはいけません。

会員も微増ながら増え新しい訪問施設も増える予定です。
今年も僅かですが来年もより一層活動を充実させたいものです。
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狂犬病

2006年11月25日 | 動物医療
今日はポカポカ陽気で降った雪の大半が解けました。

昨日は人口授精協会の役員会を札幌近郊の温泉一泊で行いました。偶にいいですね。役員といっても特に報酬はないので、まあ慰労ということで。ささやかなものです。世の中ではエレベーターのボタンを2回押しただけで万単位の謝礼をはらう「団体」もある。

フィリピン渡航者に狂犬病が立て続けに2名もでましたね。改めて、その病気の怖さを認識しました。野犬に噛まれたら本当に注意が必要です。

ご承知のとおり日本では1956年の発症を最後に発生がありません。世界でも数少ない清浄国です。
しかし、狂犬病の接種率は現実には恐らく40%程度であり、なお注意が必要です。
中国では接種率が3%くらいで、年間800名くらいの死亡者があるそうです。その接種率の低さに痺れをきらした中国当局が1家1犬政策を打ち出したようです。
子供も一人っ子政策で・・・

ある島国の小国では1997年まで狂犬病の発症がなく、漁船で連れてきた犬から発生し瞬く間に死亡者が増えてその国の半数以上の犬を処分したそうです。

狂犬病はあらゆる哺乳動物に発生し得ます。当然猫にもあり、猫に狂犬病ワクチンを接種することができます。なぜ犬が主体なのかとの疑問を持つ方もいますが、い犬がもっともウイルス感受性が高く、実際犬からの感染が圧倒的に多いのです。

狂犬病ワクチンの不要論もありますが、接種は必要です。日本は1922年からワクチン接種しましたが、それとともに患者は減りました。しかし。戦争の影響で対策が不備になるとたちまち増えましたが、1956年の発生を最後にこれまで国内での発生がありません。

かわいいペットの保険として年間3000円くらいの負担はやむを得ないでしょう。
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食で犬の攻撃性を予防?

2006年11月23日 | 動物医療
北海道は寒い1日でした。
今日は午前中は区のスポーツセンターで汗を流した以外はおとなしくしてました。

パソコンでアニマルセラピーをキーワードに検索して見ていたら、実に多くヒットしていることに驚きました。
動物の専門学校やペットシッター、トリミング、動物病院などに関連して取り上げられています。最近は良く知られてきたようです。

犬の攻撃性というのは、問題行動の要因の第一に挙げられるものですが、人間のほうの研究では脳内の「セロトニン」という化学物質の分泌が減ると所謂「切れる」状態になりやすく、犬にも当てはまるようです。

セロトニンと攻撃性の関係は科学的にかなりの信頼度で証明されています。
セロトニンの前駆物質は「トリプトファン」で肉や乳製品に多く含まれています。ですのでトリプトファンを多く含んだ肉を食べ、ブドウ糖で脳内に運ばせれば、攻撃性は落ちつくことになります。

また、低タンパク、高炭水化物の食事でセロトニンが増えたとの報告もあります。とういことは、腎臓病用の処方食を食べると攻撃性が予防されることになります。

人間の薬では抗うつ剤にセロトニンが含まれているようです。

まあ、薬に頼るのは最後の手段でしょうから、基本はやはり飼い主の意識が重要なポイントだと思います。
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メールの力

2006年11月22日 | アニマルセラピー
今日の北海道は荒れた天気でしたね。しかし、写真のように犬は元気に駆け回っています。家の犬は数日前嘔吐と激しい下痢でしたがすっかりよくなりました。シメチジンというH2ブロッカーは本当によく効く薬です。実際動物病院でもよく使われる薬のひとつのようです。

フィリピンの渡航者が帰国後、狂犬病を発症しましたね。死亡率はほぼ100%です。狂犬病清浄国のほうが少ないのです。今一度、ワクチンの重要性を認識しました。

今日は道南方面に車で出張しましたが、11時からのラジオのテレホン人生相談はいつも楽しみにして聞いています。
いろいろ示唆に富んだ内容が話されます。教育、家庭生活、心、金融、財産などの問題が相談され、的確なアドバイスがだされます。いつも関心させられますね。
特に、教育問題研究家の大原先生のアドバイスや心の問題の専門家マドモアゼル愛先生の話は核心をついていてすばらしい。
今日の相談は、東京にいる娘が俳優を目指して上京したが、最近携帯電話でもメールでも連絡が付かなくなり、同じ東京にいる弟に様子を見に行かせた母親からの相談でした。娘はどうも「うつ」傾向がでているらしいのです。
母親は電話もしたし、「メール」も出したのに連絡がとれなくて心配だということでした。

どうでしょう、親ならメールや電話で連絡の手を尽くしたことにはならないでしょう。まして、同じ都市にいるからといって弟をやって様子を見させるというのは。

それよりもこの「メール」で母親の心配が娘に伝わるでしょうか?とっさに僕はその点が一番気になりました。やはり、実際訪ねて、心配の気持ちを直に合って伝えないと、うつの病気の治療に耐えられないでしょう。

最近の方はよく、「メール」で予定を伝えたりする以外に、うれしいとか腹立たしいとか、抗議とか、意見をだしてそれで「伝えた」と言います。
僕もメールは便利なので使いますが、大切なことはかならず「直に」電話や会って伝えます。それでなくては気持ちが伝わらなかったり、誤解されたりすることがあるからです。メールの文言に気持ちを伝える力はありません。

メールを使うことで人間と人間の気持ちのぶつかりを忌避するような風潮があるように思えてなりません。口から発することばこそに力があると思うのですが。

アニマルセラピーの世界でも犬の世話は大変だから「ロボット」に癒し行動を取らせよういう試みがありますが、反対です。
完全に否定はしませんが、生身の動物ほどの力などないと思います。
体を触ると暖かく、鼓動があるから癒されるのでしょう。
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アニマルセラピーの講習

2006年11月20日 | アニマルセラピー
寒い日がまた一段落して、暖かい日でした。このまま、冬が過ぎれば・・・んなことないでしょう。

先日、赤平市の社会福祉協議会に招かれて、「アニマルセラピー」に関する講習をしてきました。皆さん、ボランティアセンターの方ばかりが対象でしたから、人材としては最高の方ばかりです。15名くらいの方が集まっていただき、熱心に聴いてくれました。赤平市には現在1頭だけ活動犬がいますが、アニマルセラピーをより広く知ってもらい、活動を盛んにしたいのだそうです。

講習を終えて、ふと思ったのは、夕張市です。
財政が厳しく、事業ができない分、市としての特色が失われると思いますが、事業は何もお金をかけてするのもと決まったものではありません。
マンパワーも一つの事業投資の一種ではないかと思います。
削減も必要でしょうが、組織として街として発展させていく「何か」がなくては寂しい生活でしかなく、魅力のない生活となりますよね。
例えば「ボランティア」の街として魅力を作ることも必要かななんて考えました。
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日ハムパレード

2006年11月19日 | Weblog
土曜日に江別方面の活動に行こういつもの道を車で進んでいたら、いきなり交通止め!。「ぬぁにぃ?」
そうか、今日は日ハムのパレードだった!迂回しようとしたが、時すでに遅し!渋滞に挟まり、あえなくあきらめました。まあ、めでたいので、しかたないですね。

早いもので来期の活動役員を考えなくてはならない時期になりました。基本的には1年で役員は交代です。一部は継続して引き受けてくれる方もいますが、多くは交代しなくてはなりません。
また来年の活動方針も今年度を振り返り、見直しすべきとこは見直しが必要です。
重要な課題のひとつに会員の拡充は欠かせません。会員が増えればやはり活動に活気がでますし、会員不足を理由にいままでお断りしてきた施設の活動も可能になります。

昨年は講演会を開催したり、写真が不鮮明ですが勧誘用のカードも大量に印刷し配布もしたりしました。

それとやはり、ホームページの充実が重要な要素だと思います。今も作成していますが、そのほかに携帯用サイトも必要と考えています。今はホームページより携帯サイトの方を見る人の方が多いのだそうです。QRコードで簡単のアクセスして、気軽に見れるようにすることが必要で、更新も簡単にできるようです。

ぜひ、携帯サイトの開設を提案したいと思います。

最近、散歩していても犬の高齢化が進んだと実感しています。
統計によると老犬といわれる7歳以上の犬を飼っている世帯は40%程度あると言われています。ということは、7歳未満の犬が7歳に到達してくるのですから、数年先は半数以上が老犬になります。
内は5歳ですがいつかは老犬になるので、今後の栄養管理や飼養管理について「老犬は如何にあるべきか?」を研究しております。ブログにもその成果を書きたいと考えております。

今日は何だかまとまりません

津波

2006年11月17日 | 動物一般
オホーツク方面に出張していて、更新できませんでした。
津波が起きたときまさに、その場にいましたが、全くゆれは感じませんんでした。
しかし、聞くと午前1時くらいまで避難していた方もいたようです。僕はホテルで宿泊していましたので避難勧告もなかったです。

僕は7、8年前の根室の巨大地震のときは道東にいて、地震に遭遇しました。震度5強でしたので、TVは落ちるは停電になるはで怖い思いをしました。パンツ一丁でホテルにいたのでズボンを履いて逃げようにも履けませんでした。揺れで。非常電源装置で30分だけ電気がもどりましたが、怖い夜を過ごしたことがあり、出張先で自然災害に遭遇する傾向があるようです

僕が出張するとかなりの確率で家の犬は消化器の調子が悪くなり、下痢したり吐いたり、酷いときは血便をだします。
今回は酷いほうで、血便になったようです。
ひととおりの薬剤はあるので自分で治療しますが、胃酸の分泌を抑える薬ですぐに回復します。

こんな僕でもいないと犬も心配してストレスを感じるのですかね。

地方に行くと広い人のいない場所で犬を離して遊ばせ風景があり、楽しそうですが、厳密には好ましくないのでしょう。まあ、人気がないとこはよしとしよう。

しかし、札幌の公園で犬離して散歩して喜んでいるやからが結構います。
僕はノーリードの犬が近づくと飼い主に遠慮なく抗議します。

札幌市には札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例というのがあり、犬はきっちり管理することが公に定められています。というか常識でしょう。
良識ある犬の飼い主になってほしいです。ペットブームの中で良識にないのか殖えているように思います。

札幌市郊外の大きな公園では犬連れの利用が禁止されそうな状況になってきています。皆でルールは守りたいものです。

スクールガード

2006年11月15日 | Weblog
前にも書いたかもしれませんが、僕は町内会の役員をしている。総務部長です。正直いうと、町内会活動が特に好きな訳ではない。僕の町内は昔からの住民が多いところで、高齢者が多い。僕は「大変若い」ほうである。従って、実務をやる人が極めて少なく、仕方なく承っている。総務部長をもう8年くらい継続している。結構やることは多い。

昨夜は役員会を開催した。僕と数名以外の現職以外は時間前にきっちりと来て、待機してくれている。お茶、お菓子を用意して。
いろいろな町内を改善すべく検討するので、大変健全な会議である。最近は、ゴミの問題、環境、治安にかんする項目が多い。その中で、当町内会もスクールガードに参加させていただいている。無償のボランティアで朝、近所の小学校(中学生もとおる)のスクールゾーンで腕章をして「見守り・声かけ」をしてしている。

毎日のことなので大変だそうだ。僕は仕事があるので参加できないが、ほぼ固定した人数名が歩道に立つ。毎日立っていると、子供とお年寄りが双方顔見知りになり、一方がその日に顔を見ないと心配になるそうだ。

ある小学生で体格が小さく、いつも一人で通学する子がいて、いじめられているような子がいるそうで、その子がかなりの期間通学路に現われなかったので、大変心配したそうです。いじめられて学校を休んでいるのでなはいかと本当に心配したそうです。その子が久しぶりに現われたとき、お年よりは抱きしめて涙して、頬をさすったそうです。理由を聞くと小さな声で風邪をこじらせて休んでいたそうです。

僕はこれを聞いていて涙がでそうになりました。小さなことですが、このような活動が地域を支え、人を支えているのだと思いました。

僕も退職したらぜひそのような活動がしたくなりました。
お年寄りに感謝!

適性検査結果ができた

2006年11月14日 | アニマルセラピー
今日は気温が高めです。
昨日より5度くらい高い感じです。

縁は異なもので僕の中学時代の友人が目と鼻の先に越してきた。転居案内のはがきが来たので、見たらホンとあるいて5分とかからない場所である。
彼は中学時代からものすごい優等生(成績がいい)で、凡才の僕とは全く違うタイプであるが、馬が合う。卒業して彼は超進学校の札幌Mに校行きその後、大学時代になって再会するまで途絶えたが、僕が自動車免許を取りに教習所に行ったら、彼がいた。そこからずーっと付き合いが続いている。とはいえ、頻繁に会うのでなく、年に数回飲みに行く程度ですが、いつも頭のどこかにある存在で、信頼もしてます。

その彼が、マンションを購入することになり、生活環境等を考え今回のところに引越ししたという。イヤーこれで、琴似の繁華街の使用頻度が上がるでしょう。何せお互い、数分あるくとそこは繁華街!

実は僕の家の裏にも今回越してきた友人と共通の同級生がいる。しかし、彼はほとんど合わない。しかしながら、世間は広いようで狭いです。

10月の適性検査の結果がでました。これを各受験者に配布、通知します。
検査項目ごとに、すべてスコア化して結果がどうして合格、不合格になったかが一目瞭然となります。スコア段階が1から5(1が悪い)まであり、途中1項目でも「1」があれが、他が5ばかりあっても不合格になります。また、「1」がなくても総合的に検査官の間でディスカッションして不合格になる場合もあります。この他、合格、不合格に関わらず「コメント」をつけます。

不合格になった場合でもこれらの結果を見ることで、結果に納得できるよう配慮はしているつもりです。再挑戦するための糧ともなってます。

これから、配信の準備です。