癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

「痒み」と「尿漏れ」

2014年07月31日 | 東洋医学
暑い日が続きますね。
先週末は東京で鍼灸の授業でしたが、死ぬほど暑かったです。
おまけに夕方にスコールで帰るころには湿度で蒸し風呂のような状態でした。
北海道は湿度がないのでそんなに苦でないです。

夏になり、「皮膚病」の子が増えてきました。
一番厄介なのは、皮膚の状態は悪くないのに「痒み」がとれないケース。
鍼灸で改善しますが結構結果がでるまで苦労するケースも多いです。

それと最近多いのが「尿漏れ」の病証です。
これも対応が難しいですね。
伴野がいい子はすぐに効きますが、治療が長期がするケースもおおいものです。

「痒み」「尿漏れ」に対する鍼灸的アプローチをさらに検討中です。
漢方を使うといいのですが、動物は服薬が難しい。

写真は先日の東京でおこなった、薬膳スープ調理です。
簡単にできるのでこんど作って患者さんに振舞おうかと思っています。

うさぎさんの皮膚炎

2014年07月20日 | 動物医療
うさぎさんの皮膚炎で苦労しました。
飼い主さんにも心配をかけました。

通常の治療でなかなか治らなくて、通常の皮膚炎でないこと判断して治療したところ・・・



こんな風に治りつつあります。
うさぎさんの皮膚炎はいろいろな可能性を考えて治療する必要がありますね。

結果がでてとても安心しました。

このところ、往診が増えています。
病院に来られない患者さんのケアのために病院終了後往診させてもらってます。
体は大変ですが、帰りの夜道の風が気持ちいいですね。

往診も頑張ろう!

虹を見た

2014年07月14日 | 動物医療
この週末は東京で鍼灸の研修でした。
行きに車で走っていたら急に雨になり「虹」を久しぶりに見ました。
写真ではわかりにくいですが。

動物病院をやっている限り、「死」とはいつも向かい合っています。
この虹を渡った動物たちがいたんだなぁと漠然と思い、なんとなく感傷的気持ちになりましたが、
あくまで前を向いていきたいのもです。

虹って不思議なパワーを持っているのかもしれません。
亡くなった動物たち「安らかに」。

東洋医学の皮膚病

2014年07月07日 | 東洋医学
最近は皮膚病が増えてきた。
季節の要因が大きいでしょう。

長年毎年夏に皮膚病になり、抗生剤とかステロイドで凌いできた子が鍼灸を求めて来院されます。
当院では東洋医学治療の場合は基本的に投薬はしません。まあ絶対ではありませんが正確にはほとんどしません。

皮膚病も鍼灸とポゾンで治療するのがほとんどです。
独自に作った水剤を塗布はしますが投薬は基本的になしです。
痒みがどうしても強い場合は抗ヒスタミン剤を処方することはあります。

今日は皮膚病のオンパレードでした。
珍しくヘルニアの治療がありませんでした。

皮膚病も鍼灸で治ることが可能です。
何年も皮膚病で困っていた子も結構な確率で比較的早く治癒します。
皮膚病の子は体に湿がたまりやすいのでそこを正してあげればいいのです。
あとはストレスからの解放です。

経絡は偉大です。
実践して実感します。
誰がこんなこと発見したんだろう?