癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

ブラックペアン

2010年01月19日 | Weblog
最近は少し本を読むようになりましたが、医療ものが多いですね。
今読んでいるのが『ブラックペアン1988』は2007年に講談社から発売された海堂尊の長編小説です。
この小説はこの後の海堂さんの小説に出てくる登場人物の素みたいなものです。

「世良雅志
東城大学医学部付属病院総合外科教室「佐伯外科」に入局する研修医。東城大学医学部のサッカー部に所属し「俊足サイドバック」として名を馳せていた。」

主人公ですが、後の「チームバチスタ」の主人公田口公平の指導教官になる人です。

高階権太
「佐伯外科」に赴任した新任講師。世良の指導医を務める。帝華大学で第一外科教室の助手を務め、マサチューセッツ医科大学に2年留学したという経歴を持つ。不敵な言動で周囲の反感を買うことも。食道自動吻合器「スナイプAZ1988」で医療技術の発展のあり方を変えようとする。20年後は、東城大学医学部付属病院病院長。」

チームバチスタでは病院長で登場しますね。

「垣谷雄次
「佐伯外科」の医師。世良とはサッカー部の同窓で8年先輩の間柄。口が過ぎるところのある世良をたしなめる事もしばしば。20年後は、臓器統御外科講師、医局長、『チーム・バチスタ』第一助手。胸部大動脈瘤バイパス手術の専門家。」

「藤原真琴
手術室看護婦長。高階や渡海の言動や猫田の居眠り癖に気を揉んでいる。高階とは出会って早々に丁々発止なやり取りを行い、裏では高階を「ゴンスケ」と呼んでいる。」

田口公平さんと気が合う看護士で、いい味だします。

「猫田麻里
手術室看護主任。昼寝をすることに関心を示し、いつも昼寝場所を探し回っているため、藤原に苦言を呈されている。高階の機器出しを担当することもある」

チームバチスタでは「眠りの猫田」として登場。

「渡海征司郎
「佐伯外科」の医局員。入局して10年だが、昇進に関しては自分で断り続けている。普段は軽薄に振る舞っているが、手術の腕は高く、「オペ室の悪魔」の通り名を持ち、食道癌の手術経験もある。だがその技術故に高階や佐伯からは医師ではなく手術職人であると評されている。普段は外科控え室にいることが多い。佐伯とは過去にある因縁がある。 」

外科医というより、外科屋?

「佐伯清剛
総合外科教室「佐伯外科」の教授。手術の腕は高く、その技術重視の気風や威厳を持って「佐伯外科」の頂点に君臨している。手術室には「ブラックペアン」と呼ばれる真っ黒なペアンを通常の手術器具の中に含めている。東城大学医学部付属病院での次期院長選に立候補する。 」

その後あんまり登場しない。

こんな感じで面白いですよ。

ブラックペアンってホントにあるのだろうか?