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人望の研究

2017年11月22日 23時28分25秒 | 読書・歴史
この本は、ビジネスリーダーの条件について
西郷隆盛という人間像をひもとき解説している。

童門氏は序章で、次のように述べている。

雪国では、人が雪に立ち向かう場合、三つの方法がある。
一つは雪に克つ、すなわち克雪。一つは雪と和す、和雪。
もう一つは雪を利する、利雪。

西郷の生き方には、状況に応じて、
この克雪、和雪、利雪が実にうまく取り込まれている。

西郷の魅力はその人間味だ。

その人生は決して、順風満帆ではなかった。
むしろ苦難の連続だった。

だからこそ、人の苦しみ、痛みがわかるのだ。

この本が出版されたのは平成元年(1989年)。
バブルの絶頂期だ。

そのイケイケどんどんの時代に、
なぜ西郷という人間を取り上げたのか?

それは、社会の行き詰まり、経済至上主義の限界を、
著者が実感していたからだろう。


来年、2018年は明治維新150年の節目となる年だ。

NHK大河ドラマは「西郷どん」せごどん。

幕末から明治にかけて、活躍した人間は何人もいるが、
今の時代、西郷隆盛の人生にスポットをあてた意味を
改めて考えてみたい。




「人望」の研究―西郷隆盛はなぜ人を魅きつけるのか?
クリエーター情報なし
主婦と生活社
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