四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

加川良 『流行歌』

2022-01-07 15:37:33 | 音楽
お正月に行ったブックオフ。
本だけでなくCDの棚もチェック。
何があるか、掘り出し物があるか、
そんなことを思いながら眺める。

時として思いもよらないものを見つけることもある。
この日もそうだった。
「URC50th BEST  青春の遺産」


URCレコード50周年を記念してリリースされたCD。
フォークソングに興味のない方にとっては価値がないかもしれないけど、
フォークソングに興味のある僕にとっては価値のあるCD。

CDの帯にはこう記されている。
「日本音楽界の生き字引、田家秀樹がURCの音源を
 3種類のコンセプトでCD3枚にコンパイルしたベストアルバム
 レーベル誕生から50年を経た現在の目で捉えた歴史に残るトラックを51曲収録」

予期せぬCDとの出会い。
これは買わなければいけない。
今このチャンスを逃せばもう、このCDとは会えないかも・・・。
そんな思いから衝動買い。

「URC50th BEST  青春の遺産」
フォーク黎明期のアーティストたちの歌。
岡林信康さん、高田渡さん、加川良さん、遠藤賢司さん、斉藤哲夫さん、三上寛さん、
五つの赤い風船、ディランⅡ、はっぴぃえんど、休みの国・・・。

CDは音楽評論家・田家秀樹さんが51曲を選曲。
ディスク1は、人生と暮らしの歌。
ディスク2は、旅と街の歌。
ディスク3は、愛と平和の歌。

僕がこのCDを買おうとした一番の理由は、
田家秀樹さんのライナーノーツと収録曲の解説。
これが読みたかった。

ライナーノーツに書かれている最後の言葉。
 URCのアーティストの多くが10代後半から20代前半だ。
 古い価値観と戦った若者たちの「どう生きるか」という自問の遺産。
 51年目に合わせて51曲を選んだベストアルバムがこれだ。
 時を超えて令和の若者たちの「今を生きるための歌」になることを願って止まない。

早速CDを聴いてみた。
ライナーノーツと解説を読みながら、そして歌詞カードも。
URCを一言でいうのは難しい。
でも歴史を振り返って聴いてみるとこの歌がURCの象徴のように思えてきた。
加川良さんの『流行歌』

加川良 - 流行歌

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