昭和のオーディオ

写真付きで趣味を書くならgooブログ

VT-25PPアンプの特性

2017-04-28 12:53:04 | オーディオ
計算上の3W付近まではほぼ直線的に伸びているので満足な結果。
8V(16Ω 4W)でのクリップ波形
周波数特性10hz~20khzは1db以内なのでOK。10hzの正弦波
20hzの正弦波こんな小さいOUTできれいに出ているのはOUTの特性が良い結果だと思う。ただ出力は1Wくらいだったと思う。
R側に0.5μFの容量を並列に接続ほんの僅かの違い。高調波ひずみ率、5Wの出力でも5%以内なので自分としては満足配線図変更したのはバイアスを-40Vから30V変更また負荷も40kΩから20kΩ負荷にした。結果プレート電流の変動が最大出力3Wまでで1mA以下になって音の立ち上がりも一段と良くなった。ダブルFLAT10板バッフルでの感じ。外観、
右側2本はGECの10本当はRCAでそろえたかったけどいいペアリングできなかった、若干ヒーターの明るさが違うように見えるが上から見ると同じ。

ベートーベンの「運命」

2017-04-26 20:59:19 | オーディオ
昨日からシューリヒトのベートーベンを1番から順番に聞き始めていて、今日の午後から第5番を聞いていてふと初めて交響曲のレコードを買ったのがこの5番しかもトスカニーニ、なぜトスカニーニなのか今ではわからないがまだ手元にあるのでシューリヒトのように毅然としたまくし立てるような演奏とどう違うのか気になり続けてトスカニーニのレコードを出して聞いてみた。針を降ろしてまずハム音続けて演奏が始まる、まずハム音が聞こえたこと自体ビックリ、その当時はまだアンプの製作も未熟でアンプ自体の雑音(ハム音)でまさかレコードに入っているとは思わなかった。録音時、またはカッティングの時のハム音かはわからない。ちなみにB面にシューベルトの第8番が入っているがハム音は無い。
左がシューリヒトのベートーベンでA面とB面にベートーベンの第5、1枚に1曲どちらかとゆうと他の人よりは速めのテンポだなと思いトスカニーニはどうかなと続けて聞いてみたわけ。右がトスカニーニA面に第5番B面にシューベルトの「未完成」シューリヒトのベートーベンよりは録音も古いし同じくMONOなので音は今考えるとそれなり。昔LPが少なかったので何回も聞いていたためか聞きなれた演奏と言えばそうだがシューリヒトの演奏よりはテンポが遅いように感じた、実際片面に第5番、もう片面にシューベルトの「未完成」、出だしのコントラバスの音も何とも言えない。音の切れはシューリヒトのほうが断然いい、1枚に1曲なのでダイナミックレンジも広い。片やトスカニーニは1939年の録音しかも詰め込みすぎのためかリミッターを感じさせる音。カートリッジははリンのASAK、SPはゴトー4CH。

VT-25PPアンプの特性を測る前に

2017-04-22 21:09:27 | オーディオ
裏蓋を閉める前に今ではほとんど骨董品のような日本製、そうですあの扁平球のC-202AのPPの音を聞こうと何年かぶりに温めてみるのもいいことだと思いVT-25と差し替えてみた。取りあえず0.06Wとクリップが始まる4Wの2点のプレート電流の変化を測ってみた、結果はC-202Aのほうが計算値に近い値。又変動も少ない。なんと言っても自分が生まれるより前に製造された球、最初にSWを入れるときはドキドキする、前に2本ほどヒーターがダメになった(ヒーターエージング中)のでかなり心配していたがトラブルもなくよかった。初めはボソボソと小さな雑音が出たけどLPを片面聞いたらその後静かになった。昔の球は時々温めると中の真空度も上がり球のためにはいいのかも。製造年月日は昭和17と18年と印字してある。取りあえず仮置きで聞いている、測定はVT-25に戻してから、もうなかなか手に入らない球なので常用とゆうわけにはいかない。

20kΩ負荷のVT-25PPアンプのプレート電流の変化

2017-04-21 20:49:05 | オーディオ
今日は40kΩ負荷を20kΩ負荷に替えバイアスも変更したので例のごとくプレート電流の変化をグラフにしてみた。大体思惑道理変化は40kΩ負荷よりは半分くらいになった。4本の球とも1mA~最大1.7mAの範囲また計算上の出力は3.1Wだが4本とも2.5W付近から徐々に電流が減り波形がクリップする4W付近からは一段と少なくなる。計算ではゼロ信号時のプレート電流が20mAで最大信号時の直流電流は約19mAだったけどR側では約22mAL側では24mAと多めこれは多分各球の誤差又は作図誤差、AB級の計算式を使ったためだろうと考えているがプレート電流の変化が少ないまた最大出力に近づくとプレート電流が減ってくるので目的は果たしているだろうと考えている。変更後の内部配線の様子

VT-25PPアンプのプレート電流の変化

2017-04-20 21:35:53 | オーディオ
今日は現在のプレート電流を測ってみた変化量に関してはほぼ予想をしていた通り。プレート電流は若干多めに流れている、原因は多分作図の段階だと思う、なかなか正確な作図は作れないのでこれでいいと考えている。かれこれ何十年もアンプを自作してきたがこのアンプで初めて音の立ち上がりとはこうゆうものかと気づかせてくれた記念すべきアンプ。今度はプレート損失を増やしてもプレート電流の変化を抑えるように(増えないように)設定する予定。
プレート電流の変化、左、右とあるのは便宜上裏側から見て付けた、今回はカソード抵抗の両端電圧を測り計算した結果。最初の計算では9.88mAが最大信号時の直流電流で7mAがゼロ信号時の直流電流で2.88mA出力増加とともに増える計算であったがほぼそれくらいの増加はしている。出力とともに電流が増えるのはAB級に近いが何分最大でも10mA位と少ないのでバイアスの変化も、OUTを含めた電源インピーダンスの影響が少なかったので立ち上がりの良い音が出たのではと考えている。このアンプは40kΩ負荷で動作をさせているが今度は損失が増えるが20kΩ負荷で動作させるため出力もほんの少し増えて計算上は3.1wの出力になる予定。