ブログ仙岩

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シルバー・還暦川柳にわく笑い

2015-02-19 08:55:16 | エッセイ
2/16クローズアップ現代で放映した川柳で今を笑うから。

俳諧から派生した近代文芸で、江戸中期柄井川柳の中の「誹風柳多留」で人気が出てから今日に至っているという。今60代以上の人々の間で老いや病、孤独などユーモアあふれる表現で笑い飛ばす「還暦川柳」が人気を集めている。

歯なくしそばの食い方粋になり、 長生きはしたくないねとジム通い、 延命の治療はするなと書いて消す・・・と辛い、苦しいと嘆くのでなく敢えて笑いに転化している。シルバー川柳関連書籍は累計60万部のベストセラーという。

老眼鏡見えない文字を見栄で読む、 とれかけたボタン私とよく似てる、 おーいお茶叫んで自分入れに行く、 返さないやっぱり息子オレオレだ・・・

4年前に最高賞を頂いた67才富田満さんは自分の物忘れを、「大事ならしまうな二度と出て来ない」と読んだ。私なら「一日に三度もしてる探し物」ですね。

また、いわき市豊田卓(72)さんは、建設会社の現場で単身赴任21年もして、感謝の気持ち妻に言えなかったが川柳と出会ってから、女房に看護はさせぬと筋トレすと妻のことを読むことが多く、12の内9つもあったと。ボケたふりしてでも妻をそばに置くなど。

桂文珍さんは、縦の笑より、自嘲の自分を横に置く横の笑いはボリュームが大きいという。季語を詠む俳句と違って、相手に受けなければいけないから、苦労が多い。

サラリーマン川柳一位は「いい夫婦今ではどうでもいい夫婦」、女子会川柳「片付かないデスクの上も人生も」、派遣社員や主婦、労働者にも広がっているという。やはり、「親孝行したい時分に親はなし」は名句として今も息づいている。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご挨拶 (茂志茂)
2015-02-24 00:46:20
ネットの世界はまだまだ未知の世界で、よく分かりませんが、あちこちボタンを押していたらここにたどり着きました。想像するに、わたしのブログを覗いていただいたようで、そのお礼にお伺いしました。それだけといったらそれだけなのですが・・・・これからも良しなに・・・
よろしく (仙岩)
2015-08-16 09:01:37
私は1日3度以上探し物をしています。
妻も毎日飽きれています。
のどを大切にするため、毎夜首にタオルを巻いて寝ています。昨夜もそのタオル忘れました。こちらこそ宜しくね。

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