ブログ仙岩

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津波犠牲の姪

2017-12-06 09:42:42 | エッセイ
エッセイスト大石邦子「愛しのあかり」を読んで、探していた資料が見つからないので、国立国会図書館で用事を済ませたと。

私も、資料では過去に大分国会図書館にはお世話になっている。今は、ネットで済むことが多いが、先日、大河ドラマ「井伊谷のばら」を覗くと、ベルサイユのばらからと・・・信用できない情報がネットに大変多いから、あまり当てにはならないが。

邦子さんは、その後直ぐ、亡妹の家に直行、姪の子供の写真をパソコンで見ているので、両親の様子から、あかりちゃんは直ぐなついてくれた。歩けない自分と一緒にハイハイしたり、器用にブドウの皮を剥いて口に入れてもらったり、6っか月の弟のおむつの手伝いをして、クーちゃんおちんちんあると聞いてくる。不意に私の胸に飛び込んだりする。この様子を妹に見せてやりたい。

妹が亡くなったとき、あかりちゃんはお腹の中だった。芳子見えるか、お前の初孫だよ。

震災で亡くなった姪は、「あなたを忘れない17」で新聞に載り、方丈記を再読している。小樽運河での夫婦の写真も載っている。そして、姪の娘が仏壇の母の写真に、私を育ててくれてありがとうと素直に言えたとカーネーションを供える記事を思い出す。

私が交通事故入院時に来た姪の姿を思い出し、正法眼蔵、歎異抄を読み、般若心経の色即是空を探求、放射能汚染で我が家の汚染を測定、プロメデウスの罠からSPEEDを考えたと、日記に書いてある。

今は、人生の栄枯盛衰の平家物語から、生かされていると思えば諸行無常でも当然と思えるから一切安らかであるように思えるが・・・。


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