北野進の活動日記

珠洲市議としての活動報告。志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

瀬戸内芸術祭を訪れて・・・来場数は??

2016-11-05 | 活動報告
瀬戸内国際芸術祭2016の視察報告その2。
来場者数について。

   

前回紹介した宇野港にあふれる外国人の皆さんの多くは瀬戸芸一番人気の直島へ。
それでも3番人気の豊島もなかなかの人。
珠洲より田舎の雰囲気たっぷりの島だが、行くとこ行くとこ人がいっぱい。

   

さらに驚いたのは翌3日文化の日。
この日の最初の目的地女木島(めぎじま)へは豊島からの直行便がないため、朝イチの高速艇で高松港に入り、そこから女木島へ向かうフェリーに乗るというスケジュール。
予定通り35分の船旅で高松港に到着して下船すると目の前に行列が
私が並ぶことになる女木島行きフェリーのチケット売り場の行列だった。
私の後ろにもみるみる100人ほどの列が。
祭日に加え快晴ということで覚悟はしていたがすごい人。

   

乗船時もご覧の通り。
定員250人の船が満員で臨時便を出すことになったとのこと。

   

女木島到着。
船は女木島経由で男木島(おぎじま)へ向かうが、女木島で降りる人の方が多かったよう。

   

これはこの日夕方の男木島港。
私は3日午後、女木島から男木島に入り、男木島で宿泊。
夕日を眺めながら高松に帰る人を見送ったが、フェリーに乗船する人の列が続く。

毎日がこんな状態ではないが、それなりに多くの人が来場していることは間違いない。

「前回(3年前)と比べてどうですか?」
「増えてるってことらしいけど、全然そんな感じはしないなぁ・・・わしらにはようわからん」
豊島の港で船の乗り場の案内をしているおじさんに聞いてみるとこんな返事だった。
巡回バスの運転手さんに聞くと、
「6年前は物すごい人でバスの台数も多かったし、座れず立ったままの人もいたくらい。今回はかなり落ちついた感じかな」

それでは会期中、どれくらいの人が来場しているのか。
公式発表では6年前の第1回が94万人。
3年前の第2回は107万人。
今年は春が10%増、夏が前年並み、そして秋は出だしは30%増で、明日が最終日。あさってには数字が出ると思う。

さて本題だが、来場者のカウントの仕方にはこれまでもいろんな議論がある。
前回の報告書に記載されているカウント方法は以下の通りである。

【来場者数のカウントについて】 来場者数は、会期中実際に何人の人が芸術祭のために島などの会場に入ったか(芸術祭の来場者のあたま数)を直接的に計測することは困難なことから、前回芸術祭と同様、各島において集落のバランスなどに配慮して基準施設を設け、その合計数をその島の来場者数として集計し た。詳細は 14 ページの基準施設一覧を参照。

つまり、21世紀美術館内で開催される企画展ならチケットで確実にカウントできるが、こちらは一人で幾つの島を巡るかわからないし、島の中で幾つの作品を見るかもわからない。
そこで上記のようなカウント方法をとっているのだが、わかりやすく言うと、私が3つの島を巡り、それぞれの島で基準施設となる作品展示施設を2か所回ったとすると6人としてカウントされるということだ。

実際、香川県議会でも、
「次に、来場者数でございます。全体数の107万人は重複してカウントされるということは先ほどの説明のとおりでございますが、同一の人が同一日に複数の基準施設を訪れる場合の重複を除いた延べ人数という考え方では、各航路の実際に乗ったお客さんの数や、代表的な基準施設の来場者数などから約65万人と推計しております。それに加えて来場者アンケートから、1人当たり平均2.2島をめぐったという結果が出ておりますので、本当の実来場者数は、大阪や東京などから何人来たかという数字で言うと約30万人と推計しているところでございます。」(2013年12月9日、観光交流局長答弁)
といったやり取りがある。

議会では、なぜ正直に30万人と言わないんだという厳しい指摘もある。
30万人でも多いのでは?と指摘する人もいる。
前回との比較には使えるが、やはり水増し発表につながる計算法と言われても仕方ないのではないか。

もちろん、芸術祭開催の効果は来場者数だけではなく、開催によって地域がどれだけ元気になったかとか、芸術・文化を打ち出すことによる地域イメージの向上など諸々の角度から評価すべきだとは思う。
しかし、来場者数は経済効果を計算する基礎的な数字でもある。
10億円以上もの予算を組んで開催するイベントとして果たしてどうなのか。
議論はあってしかるべき。

珠洲市文化祭なら来場者数にはこだわらない。
が、芸術祭は多額の税金を投入するイベントである。
経済効果は無視できない。

さて、先に紹介した写真の翌日となる11月4日は前日の人混みから打って変わって男木島は静かになった。

   
     (男木島の港)

   
    (前日はイベントで人が溢れた女木島の港)

私も島の生活3日目。
芸術祭も3日目。
ようやく島の時間の中で芸術祭を楽しむ余裕が出てきた。
矛盾するようだが、芸術と島の雰囲気を満喫するなら人は適度に少ない方がいい。

が、ここで視察日程は終了。
13時男木島港発のフェリーに乗って、高松-岡山―金沢経由、寄り道なしで家に着いたのが夜の21時半
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