北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

珠洲市・ペロタス市姉妹都市50周年!

2013-09-13 | 活動報告
 珠洲市がブラジル・ペロタス市との姉妹都市提携をして今年で50年。
 今晩は珠洲ビーチホテルで、提携の橋渡し役を務めた当時のブラジル大使館員ルイス・カルロス・レッサ・ヴィニョーレスさんとエレナ夫人を迎えての記念レセプションである。


 県内の自治体で海外の都市と姉妹都市提携を結んだのは、金沢市(1967年に米・バッファロー市と)についで珠洲市が二番目。
 国内で、ブラジルはじめ南米の都市との間で姉妹都市提携を結んだのは珠洲市が初めてとのこと。
 

 間を取り持ったヴィニョーレスさんは今年で80歳。体力的に珠洲に来るのは最後との思いで来日された。
   
 あいさつでは途中から感極まり言葉が続かない。
 会場に静寂が広がる。
 涙ながらに声を振り絞って「今回が最後の機会です。本当にありがとうございます。」と締めくくり会場は感謝の拍手に包まれた。

 ペロタス市は見事に日本から見て地球の反対側。交流は頻繁にとはいかないが、行政レベルの交流から子どもたちの訪問、両市の中学生の間で続けられる文通、さらに杜氏組合によるペロタス市での日本酒造りの技術支援などが続けられ、ペロタス市には「珠洲公園」まである。 


 会場では、珠洲市とペロタス市の50年の交流の歴史が田中教育長から報告される。


 私も直接ヴィニョーレスに挨拶をさせてもらったが、珠洲の全部が好きだと語り、もしペロタス市に来ることがあったら、ぜひ事前に連絡してほしいとの声までかけていただく。

 ヴィニョーレスさんと珠洲市の縁は大使館員時代に旧大谷小学校の校歌を作曲してもらったところから始まる。
 大谷地区の馬緤キリコ太鼓保存会の皆さんが歓迎の太鼓を打ち鳴らす。


 
 ヴィニョーレスさん夫妻は17日には旧大谷小学校の流れをくむ西部小学校で記念植樹や子どもたちとの交流会に参加するなど、19日まで珠洲市内に滞在する。 


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