北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

意見書取り扱いで議会の申し合わせを変更

2011-05-10 | 活動報告
 今日は午後2時から議員全員協議会(全協)。
 その前に1時から会派代表者会議が開かれたが、前回の会派代表者会議と異なり、今回は議会運営委員会の委員予定者による会議となるため参加できず。
 その報告も含め全協で報告、協議となった。
 ちなみに全協は非公開、記録も残らない会議であるから濫用は厳禁であるが、全議員の自由な討議の場として活用されている。

 今日の主な議題は16日に予定される臨時会(組織議会)の議事の確認、そして議会運営の申し合わせ事項の確認である。議論のポイントを紹介したい。
 (ちょっと細かな話で、議会に入ったことのない方にはおもしろくないかもしれないがよかったらお付き合いを)

 臨時会の議事については、珠洲市議会委員会条例の改正と議会運営員会の委員構成に反対し、討論する旨を午前中に伝えておいたので、それを踏まえた議事運営となる(討論原稿は後日掲載)。珠洲市議会としては、臨時会での反対討論はおそらく初めてでり、他会派や事務局には戸惑いがあったかと思うが無事認められそうで一安心(当然だが・・・)。

 議会運営の申し合わせ事項は、たとえば質問時間は30分以内とか、海外視察は当分の間自粛するなどだが、一つ見直しを要求したのは意見書の取り扱いである。
 意見書とは珠洲市の公益に関することについて国会や関係行政庁に提出する市議会としての意見だが、これまで珠洲市議会ではあまり提出されてこなかったようだ。昨年は義務教育費の国庫負担堅持の意見書など4件しかない。しかも、意見書を提出してほしい旨の請願を通じてしかあがっていなかったようだ。
 しかし、地方自治法では定数の12分の1以上の議員の賛同があれば議案を提出できるわけで、珠洲市議会では議員2人でも意見書は提案できる。そのためのルールの確認を求めたことが1点目。
 さらに意見書審議は議会運営委員会や所管の常任委員会となっている。これでは全会派の意見の調整(文言修正なども含め)はできない。私の発言の場もない。議会運営委員会への参加を求めたが、最終的に全協での協議とすることを確認した。会期中2回(初日と最終日の本会議前)しかない全協だけで果たして対応できるのだろうか。とにかくこれでやると言うのだからひとまず了解とした。

 意見書は一般に国政の政局絡みの内容が多いため、党派間でもっとも賛否が割れる議案である(たとえばTPPへの参加の是非、定住外国人の地方参政権の是非など)。しっかり対応していかなければならない。
 ちなみにアッと驚いた珠洲市議会の実態。過去の議案の賛否について記録がないそうな・・・。
 賛否の結果報告は有権者の次回の選挙での判断基準の基本。「議会報告」などで公表している議会も増えてきたが、記録がないとは・・・
 
 この他、先輩議員には失礼だが、国語の次元で数点、申し合わせ事項の訂正を求めた。これは了承される(これも当然だが・・・)。

 まだまだ気になった点もあったが、またの機会とした。
 たとえば、クール・ビズ期間中であっても男性は上着とネクタイ着用となっている。節電がますます求められる中、ノーネクタイでいいじゃないか、問題はネクタイよりも議論の中身だ!と言いたいところだが、暑い中でも頑張るという皆さんの決意ならばと、この問題には(柄にもなく遠慮して)触れないことに。個人的にはノーネクタイでいきたいのはヤマヤマだが・・・。
 
 
 


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