元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

「月刊BOSS一冊まるごと幸福実現党」が発刊 あきらめない政党の秘密が分かる。釈量子党首への密着取材もあります。

2017-04-04 22:37:20 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=12793

株式会社 経営塾が発刊する『月刊BOSS 2017年5月号臨時増刊号 一冊まるごと幸福実現党』がこのほど、発売された。全国主要書店と、首都圏の1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)のセブンイレブン店頭で購入できる。

「月刊BOSS」は、経済人、政治家、学者、文化人、スポーツ選手、歴史上の人物など、幅広いジャンルの第一人者やリーダー達の人間像に迫り、話題の人物を徹底的に解剖する月刊誌だ。


◎幸福実現党への素朴な疑問に答える

同誌の「第1部 幸福実現党への86の質問」では、幸福実現党についての素朴な疑問に、同党幹部8人が一問一答形式で分かりやすく回答。これを読めば、幸福実現党が目指す政治のビジョンや、具体的な政策内容がテーマ別で理解できる内容となっている。

例えば、「『幸福実現党』ってどんな政党なの?」というカテゴリーの質問には、「いつ、どうやってできた政党なの?」「宗教政党は、政教分離に反するんじゃない?」「政権を取ったら、幸福の科学を国教にするんじゃない?」などの素朴な疑問への答えが明確に示されている。

さらに、日本国憲法、外交問題、経済政策、エネルギー政策、教育・福祉政策、地方・東京都政などについても詳しく回答されており、幸福実現党の支持者が読んでも、新たな発見が得られそうだ。


釈量子党首への密着取材も

「第2部 Road To The Diet(国会への道)」では、「釈量子党首の一日」が紹介されている。朝食から始まり、朝の祈り、作務、支持者訪問や面会、イベントでの講演、手作りの夕食まで紹介されている。特に釈党首への30の質問のコーナーでは、その人柄や素顔が垣間見える。

見どころは釈党首へのインタビュー。トランプ政権誕生への期待や、安倍政権の問題点、日本の自由な企業活動を促進する考え方などが語られている。さらに、女性ならではのリーダーシップの発揮の仕方や、結婚観・家族観などのテーマもカバーされている。そして、幸福実現党の国政での議席獲得に向けた今後の取り組みなども語られた。

その他にも、党幹部7人による本音の座談会や、幸福実現党の7人の地方議員たちへのインタビュー記事などが紹介されている。幹部や候補者一人ひとりの人柄が伝わり、幸福実現党をより身近に感じられる内容だ。リアルな支援者の声なども取り上げられており、まさに、「一冊まるごと幸福実現党」の看板に偽りなしの内容となっている。
お近くの書店などで、ぜひ手にとっていただきたい。

【関連記事】
2017年4月号 釈量子の志士奮迅 [特別編] 「わが街の日本一」は何ですか? 地方創生の「突破口」を探る
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12626

2017年3月号 釈量子の志士奮迅 [特別編] 「逆転の広島」は、野球で終わりじゃない!!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12491

2017年2月号 釈量子の志士奮迅 [第53回] - 官邸から靖国は2km 真珠湾は6000km
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12337


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茶色い斑点があるバナナの健康効果がすごい!抗がん剤効果。便秘解消。ストレス解消。心臓発作のリスク減

2017-04-04 22:01:18 | 日記

茶色い斑点があるバナナの健康効果がすごい!

http://www.imishin.jp/brown-bananas/

腹持ちも良く、栄養価も高い果物として知られるバナナですが、熟しているほうが体に良いことを知ってましたか?黒い斑点が多くある熟した状態のバナナからは、甘みだけでなく、絶大な健康効果を得ることができるんです。

1) 胸焼け解消

熟したバナナには制酸剤のような働きがあります。バナナには、免疫力を高めるリン脂質という成分が含まれています。これが胃の粘膜に吸着し、酸からの攻撃を守ってくれるのです。胃のムカムカを解消してくれる他、胃潰瘍予防も期待できます。

Twitter/Harvard Health

2) 抗がん剤効果

熟したバナナには、腫瘍壊死因子(TNF)を含まれていることが研究によって分かっています。腫瘍壊死因子(しゅようえしいんし、Tumor Necrosis Factor)とは、腫瘍細胞を壊死させるタンパク質で、ガンなどの悪性細胞に作用するものです。また、白血球や抗酸化物質の増加を促し、腫瘍や異常細胞の成長を抑えるのに重要な体の免疫力を高める効果もあります。Twitter/coolbeansweb23 

3) 便秘解消

便秘解消にバナナが良いというのは聞いたことがあると思います。バナナには、食物繊維、善玉菌のエサになるオリゴ糖、便を柔らかくするマグネシウムや、気持ちをリラックスさせてくえるセラトニンが入っています。熟したバナナは血行改善にも効果があるので、自然な便秘解消を目指す人におすすめです。

Twitter/Medico_Journal

4) ストレス解消

最近、ストレスがたまっていると感じている人にもバナナがおすすめです。バナナは血糖値を正常値に保つのに効果があるとされています。また、ストレスや疲労回復に良いビタミンBが豊富に含まれています。バナナを食べて、穏やかな毎日を送りましょう。

Flickr/vidrio

5) 体温調節

暑い季節がやってくるのはまだ先のことですが、バナナに体温を下げてくれる効果があるのを知っていましたか?熱がある時などにもおすすめ。温かい場所でとれる食べ物には、体温を下げる効果があるんですね。

Flickr/lightningfades

6) 心臓発作のリスク減

アメリカの研究によれば、熟したバナナには心臓発作や脳卒中のリスクを減らす効果があることが分かっています。バナナに豊富に含まれているカリウムは、心臓や脳の細胞の機能にとても重要な成分で、血圧の抑制や心臓病の危険を軽減してます。カリウムの推薦摂取量は1日1500mg。バナナ2〜3本に含まれる量です。

さっそくバナナが食べたくなりましたが、まずは熟すのを数日待ちたいと思います。


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リニア新幹線の一日も早い開通を リニア体験乗車で感じたこと

2017-04-04 08:36:22 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=12812  幸福の科学出版

2027年、東京〜名古屋間にリニア新幹線が開通予定です。現在、新幹線で1時間40分程度かかる東京〜名古屋間が40分で結ばれます。2045年には、現在2時間半かかる東京〜大阪間が1時間で結ばれます。経済活動に与えるインパクトはかなりのものになるはずです。

営業運転開始に向け、JR東海は、現在、山梨県にある実験線で走行試験を含めたさまざまな実験を行っています。このたび、その実験の一環としてJR東海が開催している、リニア体験試乗会に参加することができました。


◎体験乗車前のセキュリティチェック

体験乗車会の会場に行くと、飛行機に乗るときと同じようなセキュリティチェックがありました。

「試験目的の施設・車両で実施するため」とのこと。実験用の車両は2両で、飛行機と同じく閉鎖性が高いからという理由でしょう。

安全は大事ですが、リニア新幹線の営業運転の際にも同じようなセキュリティチェックが導入されると、時短のメリットがなくなるかもしれないと思いました。

続いて、乗車時の注意点についての説明と紹介映像が流れます。映像には「世界に誇る日本の技術」といった趣旨の言葉が出てきましたが、「それならなぜもっと早く開通できなかったのか」と、軽く突っ込みたくなりました。


◎新幹線よりも静かで揺れが少ない?

映像の上映が終わるといよいよ乗車です。実験用車両のため多少狭いのですが、シートの座り心地は新幹線並みでした。

体験乗車は約30分。全長42.8キロの実験線を往復し、営業運転で予定されている最高時速500キロの速度を体験します。

まずは前に進みます。通常の新幹線よりも加速は多少早い感じがしました。最初はタイヤで走行し、加速するとタイヤが格納され、浮いた状態で走行します。タイヤが格納されると、明らかに体に伝わる振動は変わりましたが、浮き沈みの感覚はほぼありません。非常にスムーズです。

その後、後方に進みます。次第に加速し、時速500キロに達したときも、車内は静かでした。新幹線の車内で電話を取ると相手の声が大変聞こえにくいですが、新幹線よりも振動や車内の騒音が抑えられているように感じました。

飛行機の離陸時は、時速240〜300キロのスピードが出ているそうですが、その振動や騒音に比べ、新幹線やリニアの乗り心地は驚くべきものです。

スピードが出ている分、減速時には通常の新幹線よりは強めの慣性力を感じますが、シートベルトなどは要らないレベルです。現在の新幹線の営業速度は、時速280キロから300キロだそうですが、500キロを体感して300キロに戻ると、「あれ、新幹線ってこんなに遅かったっけ」と感じてしまいました。

再び前方、後方に進み、体験乗車は終わりました。


◎交通機関の選択肢を広げるために

唯一残念な点を挙げるとすれば、実験線はほぼトンネル区間なので、景色が楽しめないということ。実際にリニア新幹線が走る区間も地下ですので、「車窓からの景色が旅の楽しみ」という方は寂しいかもしれません。また、気圧の変化で耳が痛くなりやすい方は、多少辛いかもしれません。

とはいえ、早く目的地に着きたい人、ゆったりと鉄道の旅を楽しみたい人、さまざまなニーズがあるわけですから、リニア新幹線開通によって、交通機関の選択肢が格段に広がることは喜ばしいことです。

駅から実験場まで乗ったタクシーの運転手さんが、「リニアの実験場が来る前は、このあたりは何もなかった」と話していました。地元の方にとっては、ちょっとした観光スポットができて経済的恩恵がもたらされたのかもしれませんが、何年も実験だけを繰り返しているのでは虚しすぎます。

日本経済に巨大なインパクトをもたらす技術ですから、一企業の経営レベルの話で論じるのはもったいないことです。日本中の人たちに最新技術の恩恵をもたらすため、政府による思い切った資金投資や融資により、少しでも開業を前倒してもらいたいものです。

【関連記事】
2015年12月号 日本のGDPを1500兆円にする方法 - 編集長コラム
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10340

2014年5月9日付本欄 新幹線で世界進出を目論む中国 日本は新幹線・リニアの技術で世界に貢献を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7814


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今、必要な「リーダーズ」の精神 世界のトヨタを形づくった信念に迫る

2017-04-04 08:22:05 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=12811  幸福の科学出版

《記事のポイント》
・アメリカに比べ、日本の自動車産業は脆弱だった。
・苦境を支えた、「産業報国」と「セルフ・ヘルプ」の精神。
経済成長が止まっている今、そうした精神が必要とされている。

佐藤浩市主演のドラマ「リーダーズ2」が、このほど放送されました。モノづくりにかける先人の熱い思いに、多くの方が涙されたのではないでしょうか。

2014年に放送された前作「リーダーズ」は、第二次世界大戦(1939〜45年)の前後、外資系の自動車会社に対抗し、国産自動車の開発にまい進する「アイチ自動車」の「愛知佐一郎」の生き様を描いていました。

「リーダーズ2」は、「アイチ自動車」の販売店の視点から描かれたストーリーでした。もちろん、主人公の「愛知佐一郎」のモデルは、トヨタ自動車の創立者「豊田喜一郎」。トヨタ自動車の全面協力の下で製作されたドラマです。

今回は、自動車の国産化に向けた男たちの闘いの背景にあった「自助努力の精神」に注目します。


◎外資頼みだった日本の自動車産業

日本で自動車の製造が始まったのは、明治時代でした。しかし当時は、大量生産、大量販売が前提ではなく、現在のような一大産業として立ち上がったわけではありません。

産業を立ち上げるには、品質の良い素材や性能の良い部品の供給が必要です。しかし、日本の高級工作機械は輸入品で、部品も輸入、鉄鋼も6割が輸入でした。また、自動車メーカーが自分のところで部品を作ることも多く、手間もコストもかかりました。

第一次世界大戦(1914〜18年)が起こると、自動車が軍事的に利用されるようになったため、軍部の主導で一部のメーカーに補助金が支給され、自動車の国産化が進められました。ただ、多くのメーカーが経営不振で自動車の製造から撤退してしまい、一部の業者が補助金で何とか生産を続けていたのです。

そんな中、1923年、関東大震災が起きます。救助や復興で活躍したのがトラックやバスなどの自動車でした。しかし、国産車が売れるわけでもなく、アメリカのフォード社とゼネラル・モータース(GM)社が進出してきます。アメリカのフォードで働いていた日本人の説得で、フォードは横浜に組み立て工場を建てることを決めます。対抗したGMは、大阪に組み立て工場を建てました。

1931年、フォードとGMが年間2万台以上も販売していた時、国産車の販売台数は400台ほどでした。当時は国産車よりも、輸入車の方が安くて品質が高いと評判だったのです。しかし、部品を輸入し組み立てているだけでは、国産車を造る技術を学べませんでした。

そのうち、アメリカとの貿易赤字が大きくなり、政府は自動車部品やエンジンの関税引き上げを決めます。また、部品の輸入をアメリカに依存していると国防上の問題につながるという懸念もありました。自動車産業を日本で立ち上げることが、国の未来を左右する問題となっていたのです。


◎すべての人が安く自動車を手に入れるために

そんな中で、大衆車を造ろうと決めたのが、自動織機の発明で名を遺す、豊田佐吉の息子・喜一郎でした。佐吉が創業した豊田紡織で働いていた喜一郎は、当時、欧米に視察に出かけます。そこで、自動車産業の目覚ましい発展を目の当たりにし、日本に自動車産業を立ち上げる必要を痛感します。

喜一郎は、「現状のままでは、日本の工業が全部アメリカに隷属し、日本は永久にアメリカの経済的植民地になってしまう」と、危機感を抱いたといいます。


反対や失敗に屈しない姿勢

佐吉の死後、事業を受け継いだ喜一郎は本格的に自動車事業に乗り出します。周囲の反対を押し切っての船出でした。部品を国産で揃えるため、国内の部品メーカーをしらみつぶしに当たりました。

また、自動車用の特殊な鉄鋼をつくる必要もありましたが、鉄鋼メーカーは軍艦や大砲の生産で手いっぱいです。そこで、メーカーからベテランをスカウトして、小さな製鋼所を造ったのです。

特に、心臓部であるエンジンは試作工場で研究開発を行いました。幾度の失敗にも喜一郎は動じることなく、技術者に「どうすればできるか」を徹底的に考えさせ、実験を続けさせたのです。銀行や株主からの文句が鳴りやまない中でも研究を続け、ついにGMのシボレーの馬力を超えるエンジンの開発に成功。第一号のトラックをわずか半年で完成させ、売り出し始めます。

ただ、そのトラックの品質は、GMやフォードに対抗できるものではありませんでした。そこで、あえて価格を安くする代わりに、修理などアフターサービスを手厚くする方法を取り、とにかくトヨタ車を買う人を増やしたのです。「国産の自動車をつくる」という志に共鳴した販売店が少しずつ増え、GMやフォードの販売店からトヨタに鞍替えする店も出てきました。


◎情熱の源泉は「産業報国」「セルフ・ヘルプ」

なぜ、喜一郎は苦境の中で、闘い続けることができたのでしょうか。そこには、祖父・伊吉と父・佐吉の思想が見え隠れします。

豊田伊吉は日蓮宗の信徒。大工として働きながら、江戸後期の農政家である二宮尊徳の教えに基づいた報徳思想に傾倒し、国家や社会に貢献する姿勢を大切にした人物でした。

そんな伊吉に育てられた佐吉が愛読したのが、サミュエル・スマイルズの『自助論(西国立志編)』でした。紡績機械の技術者たちの立志伝に感銘を受け、やがて国産織機を発明、事業を拡大したのです。

『自助論』にはこうあります。

「自助の精神が具わった人民が多ければ、その国家は必ずや活力に満ち、精神も強く盛んになるはずである。他人の援助を受けて成就したものは、その後、必ず衰えてしまうことになる」

伊吉、佐吉の思想を受け継いだ喜一郎は、国家や社会に貢献するために、いかに日本の産業を自助の精神で構築するか、という視点を持っていたのです。


◎国を発展させる使命感と自助努力の精神

政府から自動車製造事業法の許可会社に指定され、所得税や関税の免除などが認められた時も、喜一郎は「この法に頼らなくては成立しえないような工業はやりたくありませんが、日本の現状においてはやむをえないことでしょう」という言葉を遺しています。

政府の庇護下に入ることで、外国車より安価に高品質で製造できるか、競争力がつかない事態にならないか、と危惧していたといいます。

自助努力の精神を失えば、良い物を作り続けられないということを、喜一郎は知っていたのです。また、政府が企業活動に口を出しすぎることの問題もすでに指摘していたといえます。

経済成長の限界にぶち当たっている日本は今、岐路に立っています。そんな時代だからこそ、国を発展させるという使命感と自助努力の精神に基づき、今までにない新しい産業の立ち上げに挑戦する人が続々と出てくる必要があるでしょう。

日本の戦後の繁栄の基となった自動車産業の立役者から、学ぶことが数多くありそうです。(河本晴恵)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『未来産業のつくり方 公開霊言 豊田佐吉・盛田昭夫』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=67

幸福の科学出版 『現代の自助論を求めて サミュエル・スマイルズの霊言』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1370

【関連記事】
2006年9月号 そこまでやるか!の仕事術
http://the-liberty.com/article.php?item_id=367


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内憂外患の韓国は「日清戦争前夜」? 半島有事を真剣に考える・朝鮮半島の混乱は、日清戦争前夜に似ている。日本は半島有事に耐えられるだけの国防強化が必要。

2017-04-04 06:21:17 | 日記

 
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12780 幸福の科学出版

《本記事のポイント》
朝鮮半島の混乱は、日清戦争前夜に似ている
・当時の李朝は、内憂外患の極みだった。
・日本は半島有事に耐えられるだけの国防強化が必要。

韓国で大統領が辞めさせられ、北朝鮮は相変わらずミサイルを撃ち続けています。5月に韓国で大統領選が行われますが、北朝鮮寄りの人物が当選すると見られています。

テレビやネットの報道を眺めて、「朝鮮半島はずいぶんひどい状況だなぁ」と感じている方も多いのではないでしょうか。

でも、冷静に考えると、朝鮮半島と日本列島は目と鼻の先です。1950年の朝鮮戦争では、北朝鮮軍が韓国軍を第二の都市・釜山まで追い詰めて包囲しましたが、その釜山と福岡県の距離はたった200キロメートルの近さです。

この距離は、東京と福島県の郡山、大阪と広島県の福山、福岡と鹿児島ぐらい。いずれも新幹線で1時間半程度。朝鮮半島の混乱は、日本人にとって「対岸の火事」ではありません。

元自衛隊幹部は、こう指摘します。「今の朝鮮半島の混乱は、日清戦争前夜と似ている」——

そこで本欄では、歴史的な観点を踏まえ、朝鮮半島と日本の関係について考えてみます。

◎日清戦争のきっかけは、朝鮮半島の混乱

日清戦争は、1894年から95年にかけて、当時、中国大陸を支配していた清朝と日本の戦いです。でも、戦争のきっかけは、朝鮮半島の混乱でした。

当時、半島を治めていたのは、李氏朝鮮(李朝)でしたが、事実上、清朝の属国。李朝内の権力闘争も激しく、国内の意思決定はグチャグチャでした。

李朝の実権を握っていた国王の実父・大院君(だいいんくん)は、外国の勢力が大嫌いで、強力な鎖国政策を進める「守旧派」。これと対立したのが、国王の妃・閔妃(びんひ)で、当初は開国政策を進め、日本とも協力関係にあった「開国派」です。

軍人たちもこの派閥に分かれて対立。閔妃の力が強くなった時には、守旧派の軍人たちが一年以上も給料としてのコメをもらえないなど、政治の力関係で、国が右往左往する状態でした。大院君は、こうした状況に不満を募らせた守旧派の軍人をそそのかし、閔妃の屋敷や日本公使館を襲わせ、政権を奪還しました(1882年、壬午政変)。


◎政治が機能せず、外国に翻弄される朝鮮半島

しかし、大院君は、この混乱の鎮圧を口実に介入してきた清朝の軍隊に連れ去られ、3年間、清に抑留されます。それに驚いた閔妃は、開国を捨て、清に依存する方針に転換します。

その後、日本の支援を受けていた開国派の金玉均(きん・ぎょくきん)たちが、クーデターを起こして開国派政権を樹立します。しかし、閔妃と通じていた清の介入で、数日後に潰されます(1884年、甲申政変)。

朝鮮の独立を願っていた金正均でしたが、最期は、上海で閔妃の刺客に殺され、遺体をバラバラにされ、さらしものにされました。

こうした中、李朝を倒し、外国の勢力を打ち払うことを目指した新興宗教「東学党」が朝鮮各地で蜂起したことを機に、清朝が朝鮮半島に出兵。これが、日清戦争の直接の引き金となりました(1894年、東学党の乱)。

国内の政治が機能せず、外国に翻弄される——。大統領の弾劾をめぐって政治が機能しない内憂。北朝鮮のミサイルや、韓流を市場から締め出す中国の"経済制裁"という外患。打つ手がない現代の韓国と重なります。


◎当時の日本人は、危機感を抱いて行動した

かたや、当時の日本では、「半島がロシアの植民地になれば、次は日本が植民地になる」という強烈な危機感を持った人々が、明治維新で近代的な国家をつくりました。彼らは、同時に「李朝には、独立した強い近代国家になってほしい」という強い願いを持っていました。

その証拠に、日本は1876年、李朝との間で「日朝修好条規」を結びましたが、これは李朝が初めて結んだ国際条約でした。第一条は、「朝鮮は自主独立の国であり、日本と平等な権利を有する」となっています。これを機に、ヨーロッパの国々も、李朝と条約を結ぶようになりました(参考:渡部昇一著『世界史に躍り出た日本』)。

つまり、日本は当時、どの国よりも早く、李朝を「独立国家」として認めたわけです。

このように、当時の日本は、富国強兵・殖産興業で自国を富ませて国防を強化すると同時に、李朝にも強くなってもらおうとしていました。朝鮮半島をロシアや中国という大国の食い物にさせないよう、東アジア地域に責任を持ってさまざまに行動したのです。

今の日本の国会では、延々と「森友問題」の追及が行われ、貴重な時間やお金、人が浪費されています。本来、政治家が優先すべきは、いつ何が起きてもおかしくない状況の半島有事に耐えられるだけの法整備や国防強化、核装備の検討など。自国ととともにアジア地域を安定させる「力」と「意思」を持つことが必要です。(山下格史)

【関連記事】
2017年3月10日付本欄 朴大統領の罷免でさらに不安定化する朝鮮半島 日本は国防強化が急務
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12700

2014年3月号 救韓論 韓国が「近代化」する5つの方法
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7263

2017年3月12日付本欄 重要証言「中国はアメリカ亡命を望む金正男を北に暗殺させた」【ザ・ファクト】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12705


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【韓国大統領選】文在寅氏を最大野党候補に決定 反日・親北姿勢を鮮明に、「反文勢力」の結集が鍵

2017-04-04 06:15:00 | 日記


https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_wor1704030043/   産経ニュース /

 【ソウル=桜井紀雄】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)容疑者の罷免に伴う5月の大統領選に向け、左派系最大野党「共に民主党」は3日、各地の予備選で57%の得票率を得た文在寅(ムン・ジェイン)前代表(64)を党公認候補に選出した。文氏は世論調査で30%を超える支持率を維持し、首位を独走するが、外交・安保姿勢を不安視する声も根強い。他の陣営にとっては「反文氏」で結集できるかが鍵となりそうだ。

 3日のソウルの大会まで4回にわたって実施された予備選で、文氏は、安煕正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事の21・5%や李在明(イ・ジェミョン)・城南市長の21・2%を大きく引き離した。朴容疑者に惜敗した2012年に続き、2度目の大統領選への挑戦となる。

 文氏は、候補受諾演説で「韓国の分裂と葛藤の時代は終わらなければならない」と述べ、「不正腐敗や不平等の積弊を完全に清算する」と強調した。保守政権で長年積もった悪弊を一掃するとの宣言だ。

 文氏は、慰安婦問題をめぐる15年の日韓合意も「外交の積弊」として見直しを主張。釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像を訪れ、3月に出馬を宣言したネット上の動画でも「歴史を忘れず、まともに扱われなかった慰安婦被害者に尽くす国にならなければいけない」と強調した。

 親北政策を進めた盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の後継者として、経済的に北朝鮮を潤してきた開城(ケソン)工業団地や金剛山(クムガンサン)観光の再開も明言する。

 中国が強く反発する米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備については「次期政権で決めるべきだ」と繰り返し、反対する本音をのぞかせている。

 外交・安保政策の断絶を生む姿勢に拒否感を示す有権者も多い。党の重鎮、金鍾仁(キム・ジョンイン)氏が3月に文氏の当選阻止を掲げ、離党した。

「受け皿」安哲秀氏

 「反文氏」票の受け皿になるとみられているのが、中道左派の第2野党「国民の党」の安哲秀(チョルス)元共同代表だ。THAAD配備など国家間の合意は「守るべきだ」と主張し、最新の世論調査では、安煕正氏を抑え、2位に急浮上した。

 穏健な政策で保守・中道層の支持も得てきた安煕正氏が党候補から落選したことで、同氏の票が安哲秀氏に流れるとの観測もある。ただ、自由韓国党など保守2党と国民の党とのスタンスの差は大きく、「反文氏」勢力が候補を一本化できる見通しは立たない。


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