アナーキー小池の反体制日記

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#1222 常識と非常識

2013年05月12日 | ボクの思い・信条・理念
2億4千万円生活保護費恐喝事件住民訴訟地裁判決について、市民、市職員、市会議員、市外民からの感想を見聞きしています。
はっきり意見が分かれました。

市民と市民以外の国民の多くは裁判所が損害賠償を認めたことに対し、当然の結果との反応です。
なおかつ、市長・副市長に責を認めなかったことを不思議に感じているようです。

市議・市職員の多くは、裁判所が職員に損害賠償を命じたことに驚いているのです。
こんなでは、職員が損害賠償に備えた保険に入らなければならない、などと述べているのもいるほどです。

事件が明るみに出て間もなく、会計検査院から国庫補助金の全額返還を求められたときの反応が思い出されます。
市当局は、予想もしなかった事態だと、嘆いているのです。
補助金の返還はありえることだと思っていたボクにとって、不思議な当局の反応でした。

今回の判決についての反応にも、同様な思いです。
損害賠償が課せられるのが不可避なのは、世間の常識です。
損害賠償を課せられることを予測外だと感じることが、ボクにとって非常識に思えるのです。

この事件、裁判所は関係者の常軌を逸した判断に断を下しています。
これだけのお粗末極まりない事件は前代未聞ですし、これからだって起きることなどないでしょう。
損害賠償保険の検討なんて、自らの無能を認めているように思えてしまいます。

・・・
”役所の常識、世間の非常識”と呼ばれる慣用句があります。
今回の判決への反応を見ると”世間の常識、役所の非常識”または”市民の常識、議会の非常識”と思ってしまうのです。


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