多摩全生園に行ってきた。
よかった。
資料館では、夫婦でハンセン病施設・全生園に入っている人たち(夜は通い婚)が、8人部屋に13人も、鮨詰めに詰め込まれて…という話を聞いた。
同じ部屋の、衝立ての向こう、1メートル隣では別の夫婦が寝ている、、
プライバシーもなにもあったものではない。
「野獣のような夜」がそこにあった。
なお、夫婦でハンセン病の場合、男性は、断種を強制された。
パイプカット、です。
人権なんてなかった。
北条民雄が書いたように、ハンセン病になると、「人間ではなくなる」。
人間ではない生き物が、蠢いている。
命だけが、びくびく、動いている。
そう表現できるような、悲惨と絶望が、ありました。
そこから何を学ぶか。
まずは彼ら被害者に思いを致すこと。
まずはWarm heart になること。
Cool head はその次でいい。
Warm heart でないと、いい知恵も浮かんできませんから。