ベストを尽くしたか。
よく言われる言葉。
私は、自分に対して、以下の2つの意味で、ベストを尽くしたかを問うようにしている。
- クライアントのためにベストを尽くしたか
- 自分のベストを尽くしたか
です。
1の「クライアントにとってベスト」は、その案件の、その文章、その証拠、その事実一つ一つに、「そのクライアントにとってベストか」を問う。
例えば、あの証拠も提出した方がいいな、提出期限遅れちゃったけど、出そう。和解できないで判決だけど、もう一回、和解の方向でクライアント社長を説得してみよう。などなど。
2の「自分にとってベストか」は、一日24時間、自分の力を出し切ったか。1分たりとも無駄なく自分というリソースを使ったか。全てはクライアントのためになるようなことをしたか。ネットサーフィンとかで無為な時間を過ごさなかったか。
これ以上できない、ってくらいやったか。
例えば、私がこうして一日30分くらいブログを書くのも、今のどのクライアントのためにもなっていない。でも、これで私が精神衛生を良く過ごすことができ、これで私のインプット・アウトプットが成長する。
それはひいては広く一般のクライアントのため、と考えている。
そう。「生活の全てをクライアントのため」に捧げている。
筋トレするのも、クライアントのため。私が末長く健康で活躍できれば、それは多くのクライアントのためになるから。
そんな感じで、極論に聞こえるかもしれませんが、全てをクライアントのために結びつけて考えている。
そういう「お気の毒な人生」を歩むのが、弁護士だと思っている。