SOLITARYの・・・

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2作品

2018年07月11日 | Weblog
 主従逆転というのは違う気もするけど。
 


小手鞠るい 著 「美しい心臓」

最終章の9まで、一貫して重苦し差を感じながら読んだ。
息苦しいと言うか、鬱病の人なら絶対読まないほうがいいと思うほどの。


ズバリ内容は”不倫”。
不倫の小説は好きな方で、これまで読んだジャンルとしては1番多いのかも。
それでも1番重苦しさがあったのは、多分リアルな感情だったからかも。

主人公は女性。
よく聞く、ありきたりな結末だったんだけど、その感情の推移が繊細に語られてる。
主人公も読者にとっても、想像通りの展開で結末なのに、気が重くなりながらも、どんどん読み進めてしまう。



何なんだろう?良〜く知ってる物語なのに、夢中になってしまうこの感覚。

あまりに予想道りなので、結末が見えてきた時、やっとホッとしながらも、
決して、読書を楽しんだ気が、全くしない。
少なくてもマイナスの気分だけが残ってしまった。
表紙の絵のよう・・。


それほどまでに、わずか250頁ほどの薄い本でありながら、とっても濃いい内容だった。




重い気分のまま、解説を読み始める。
その島本理生さんの本は4冊ほど読んでいたんだけど、それほど衝撃を受けた記憶はない。

しかし、この解説。
流石小説家!と思うほど、読み応えがあって、
まるでアナザーストーリーを読んでるようと言えば大げさだけど、ゲームの効力本とか教科書の参考書みたく
とても良かった。
もし感想文として提出したら、こうゆうのが完璧な感想文なのではないかと。

逆転こそしてないけど、本文と並ぶ感想文として、2つの作品に触れた、お得な気分の1冊だった。

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オリジナル 1

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