SOLITARYの・・・

バイク、車、読書と・・・良いことだけ。

あくまでも”日記”なので!

情け容赦無い。奈落へ向かって・・・

2015年08月31日 | Weblog
 表紙からして、ホラー的。
”女”の本質なのかもしれない、性?の様な物語。



唯川 恵 著  「雨心中」

本当に久々、大好きな作家 唯川さんの小説。
やっぱりいい。
性に合っているんだろうな、読み進む頁が早い。
さくさく、どんどん読めて、内容にハマり込んでいける。


内容はこれまでとは一変。大人の少女漫画的要素は全く無く、
ホラーの様な女性の”愛”について。

文から捨てられ、施設で育った女性、芳子と後輩?周也は姉弟のように育つ。
全く愛を与えられなかった芳子は周也に対して、完全な愛を与えようとし、
結果、彼の思いをすべて認め受け入れ、甘やかして大人にさせてしまう。

自分が悪いとは知りつつもどうしようもない。
バカが付くほど純粋でいながら忍耐力もなく、職を転々とし、やがて人を刺してしまう。
2人で追われる身となり、逃れるために夜逃げを繰り返す。

彼女を見つけ、芳子の元を去り、やがて彼女を失う。
復讐のために結局は1人を殺し、出所後また1人を殺したことを芳子に告げ、
芳子は彼と・・・・・そこで終わる。


どこまでもどこまでも周也を受け入れ施設のキリストのように振る舞う芳子は、
ある意味、狂気のよう。
実際、解説にあった、
”すべてをあげようと言いながら、本当はすべてを欲しいと望んでいる”
が本質なのかもしれない。

解説を読むまでは、
施設という特殊な環境で育った芳子が特別であり、1つの特殊な愛の物語なのだと思えたのだが、
どうやらそうではないらしい。
ある意味、母性のように多かれ少なかれ誰でも女性なら持っている本質らしい。
”残酷な愛”とも。

う~~ん、これは男女で受ける衝撃(感想)は想像以上に大きな差があるんだろうと思う。
女が読んでこそ価値がある小説ではないだろうか?


それにしても、いつまでもどこまでも、落ちていく人生、不幸の連鎖。
それでいて、さして不幸と感んじてさえいない芳子。


まさに”心中”じゃない?


ZX-14R 納車

2015年08月30日 | Weblog
 本日はお日柄もよく、予報では1日中雨時々曇り。
気温も高く、絶好のコンディション。
しかも、前日は土曜にもかかわらず仕事。あ゛~~~~もう。でも偶然大安なのだ

カッパ着て発車したものの、R19はず~~っと渋滞。
3車線もあるのに何で?
高校時代の自転車通学、カッパ着てても暑さで中は汗でムレムレ。
全く同じじゃん、いい歳こいて。

なんとか到着。
準備まで2~30分掛かるとか。
ふと車検証を忘れた気がして会社に行く。が無い!
ちゃんと車検証のみシート下に入っていた
もうボケボケじゃん。


バロンにつくと直ぐに発車準備完了。
ふと見たらインナーフェンダーが付いてるじゃん!ラッキー!
で、頼んでおいたサスのプリロードはしてないとか。これ以上緩めないほうがイイとのメカさん・・・・?

使わないトップケースの使用方法や、知ってる操作方法の説明を受け発車!

両足がベタ着き以上、膝が微かに曲がる・・???あれ?
リア下がってね?



起こし始めからZZR1400との違和感。軽い!
クラッチ近すぎ。完全に握らないと、ニュートラルに入らん。
走り出したらメッチャ軽いし静か。それでいて低速トルクがあるよ。
いやー凄い!
”似たようなもん”って思っていたら、大間違い。


液晶メーター。メインの部分が距離じゃない。電圧とか外気温、燃費・・・なんか要らなくね?
違和感!

雨だし最初だから、パワーlow、トラコン2で走る。
スリッパークラッチのせいもあって?エンブレがメッチャ弱い。2ストみたい。
何から何まで滑らか。サスも柔らかいし座り心地もいい。


 初撮り  たった2368km。たったこれだけしか乗らず売却って・・・?


 ステダン・・要らない気がする。ハンドルUPスペーサー付かないし・・。

 なんか高そうなスライダー、でもメーカー不明。

早速会社に行ってケースとステーを外す。変な水色のタンデムバーも塗装し直し。
    


で、問題発生。セッタースタンドが立たない。立てられない。
何か邪魔してる?様子もない。
ふと見たらサイドスタンド、純正の鋳物じゃなくパイプ製。
やっと合点がいった。

リンクプレート変更でローダウン仕様になってる。だからサスも縮めたまんまなのに低いし、
センタースタンドも立たない。元オーナーってチビなのかも?
直ぐにバロンに電話しノーマルに戻すよう部品発注。


カイルを外し、ナビ用電源、グリップヒーター、LEDボジション、HID、レバー、書類入れetcを
取り付け完了したのが16時半。4時間半も掛かった。得にカウル装着に手こずった。
カウル自体はZZRより簡単になっててボルトも少ないが組み合わせが多い。
慣れた今なら早いと思うけど、最初はパズルで大変だね。

さて、またまた問題発生。
レバー変えたらますますハンクラが近くに。遊び取りくらいじゃシフトチェンジ出来ない。
油圧は調整できないとネットで判明。さて、どうしたものやら。
サスの戻し時に要相談だな。

ちなみに黒ではない。メタリックミッドナイトサファイアブルー。そう、ブルー、青だよん!
ここ暫くバイク自体に興味が薄れていたけど、暫く(少しだけ)は、盛り上がれそうな予感。

 予想外

2015年08月22日 | Weblog
 13日、それこそ予想外に契約しちゃったZX-14R。
20日に入荷したとの連絡を受け、今日見に行ってみたら・・・!
たった2360kmほどしか走っていないし、ヤフオクにて見繕っていたスライダーが付いていた。
しかも、ステダンとか、ETCまで
これはメッチャお得だったと思う。

試しに店長さんに聞いたら、超お買い得品だとのこと。だよね
明日納車は・・・聴くまでもなく無理みたい。
現物確認後に最終整備するらしい。そりゃそうか



何の気なしに読んでいた本。
一応ラブストーリー大賞の特別賞受賞らしく、粗筋では、ジジババの昔話程度に思っていた。

いやー予想外で、まさしく”ヤラれた”って感んじ。


矢城潤一 著 「ふたたび」

主人公、語りは高校3年生で17歳?の貴島大翔。
ある日突然登校出来なくなり、ひきこもりになり両親と険悪な関係のまま半年に。
昼夜逆転した生活で、偶然明け方に、向かいのアパートから不審な行動でゴミ捨てをする女性を見かけ、
ブログにて観察日記をUPし始める。

同じ頃、ハンセン病で隔離されていた祖父との同居を知らされ反感を覚えたまま、やがて同居が始まる。

数日後、祖父に頼まれ祖母の墓参りに出かけるが墓自体がない。
墓を探し始める2人。祖父の通っていた受付にゴミ捨ての女性を発見し、やがて3人で祖母の行方を・・・。




ハンセン病(らい病)と言った社会的隔離政策を取られた、不幸としか言い様がない人生にはめられた男と女。
そしてその子孫。
誰も罪はないのに、みんなが不幸になってしまった、不運?と簡単に言ってはいけない、
人生に遭遇した3代に渡る親子関係の話。


こんな書き方をすると、難しい社会派の感じがするけど、
うん、ラブストーリー以外何もにでもない小説だと思う。

もう、後半50頁は夢中になって読んでしまってるし、
まさか、涙で鼻が詰まっで、グズグズいったまま読んでることに気付かないままでいた。
いや~、まさか泣かされる本だとは思わなかった。

男が書いてる小説らしく、ゴミ捨ての女、ゴミ子がまた、めっちゃいい女性なんだな
見た目なんかそうでもなく地味な女って設定らしいけど、性格がさ
祖父に、「ああいう人を嫁に貰え」って言わせるくらい。

真理だね
見た目は普通(質素)でいいんだよ。性格なんだよ・・・・て若い頃は解らないんだよなぁ。


結末は、祖父にとっては残念な結果担ったけど、祖母は、もう最上級ないい女だった
だからこそ祖父もいい男だったってことだな。
いい女に惚れられてこそ、いい男になれるんじゃないかと。

大翔にとっても祖父との経験で引きこもりもりや、父親との関係も解消し明るい兆しが見えそうな感じ。
泣ける話だったけど、明るさも見えて、うん、面白かった



 岩井俊二は少女である!?

2015年08月19日 | Weblog
 男が書いてる小説だということを、すっかり忘れてしまっていた。



岩井俊二 著 「ラブレター」

女性2人は主人公である。
博子が婚約者を山の事故で失って2年。3回忌にて偶然卒業アルバムを見る。
そこに記されていた、中学時代の彼の住所に手紙を,悪戯心で送ってみると、返事が来る。

彼と同姓同名の女性、樹との奇妙な手紙の交換が始まる。
メールではなく、手紙。時代は携帯がまだまだ一般的ではない、90年代初頭。
もしもメールなら、こんな素敵な小説にはならなかっただろう。

お互い訝しながらも手紙の交換は続き、博子はある切っ掛けで、樹に会いに行くが、出会えずに終わる。
しかし帰路、偶然見かけた樹は、博子そっくりだった!
博子と彼の馴れ初め、一目惚れの訳。
同姓同名でからかわれ、良い思い出がないと思っていた女性の樹が、少しづつ思い返す事によって
彼が見えてくる。

はっきり言葉にする迄もなく、なんとなく2人共3人の関係が解ったところでこの物語は終わる。
そして2人共に人生を区切り直して、リスタートする。
2人がいつか友人になりそうな気配を残して。




解説は、あの有名な北川悦吏子さん。
解説、というより、思い出を語ってるに近いのだが、同じ小説について感想を語り合ってるような
とても心地良い内容。

けっして思い出深い出来事があった、充実した中学、高校生活ではなかったんだけど、
やっぱり思い出として親となった現在も続いていると。
そう、全く、そう!

人生の中で、あんなに光っている時って無いと思う。

岩井さんは少女で、北川さんは少年だと言われたことがあるとか。
うん、納得出来る気がする。
二人の女性の語りが交互に描かれるのに、全く違和感が無く、思わずウルウルする場面も多い。
名前だけは知っていたけど、凄いねこの人。


映画にもなってるみたい。
中山美穂の二役だとか。見てみたい気がする!

切ないながらも、なんかとてもいい本だった。

 いよいよ

2015年08月16日 | Weblog
 暑い。こんな日に外仕事なんて、絶対熱中症になる。
だから、朝から作業開始。
9:30、ちゃんと扉の中に入れて~中の窓も開けて,風の通り道を確保。



インナーカウル✕2と左カウル、タンクカバー、シートを外し、

書類ケース
グリップヒーター
レバー
ハンドルUP スペーサー
ハンドルポストボール
ETCセンサー&本体
LEDスモールランプ
HID
miniUSBシールド

を外し、タンクを少し持ち上げて、コード類を外した。
 HORNのヒューズが各種(3系統)電源、自作。

後はカウルを装着して完了。
2時間半。

装着時は・・・4時間コースか?なんかうんざり


  ODO 31342km
完全にノーマルになったZZR1400弐号機。 
実質手元を離れた気分。

やっぱ。今見てもこの青、カッコイイと思う。でも世間的には不人気色。
だから?SORITARYなんですけど、それが何か?

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オリジナル 1

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