前作「さよならドビュッシー」でもそうだったんだけど、
今回は主人公が前作と違って健常者、しかも音大の4回生なので、音楽家としては上級ともいえる。
そこへ持ってきて、前作同様、真の主人公の岬洋介がからんでくる。
2人の演奏シーンは、それはもう・・・。
中山七里 著 「おやすみラフマニノフ」
巻末の解説で、ピアニストの仲道郁代さんが書いていたんだけど、
小説として、何のジャンルだったか忘れてしまう。
それほどの臨場感で包まれ、驚くほど頁が進んでしまう。
気がつくと時間を忘れて読み込んでしまい、慌てることに。
音楽は好きではあるけど、クラシックは年に数回しか好んで聞こうとはしない。
完全にド素人だと自身を持って言える。
この本を読んでから、初めて聞いてみた曲もある。
もちろんそれは、ポピュラーと言える程馴染み深い、有名な曲らしいんだけど。
昔買っていながら、1度も聞いていないCD20枚程の有名なクラシックシリーズに、もちろん入っていた。
曲を聞いてみると、なるほどと思ってしまう解説が主人公によってなされている。
同時に演奏する側の心境も書かれているので、益々臨場感が迫ってくる。
ある事件を切掛に始まったミステリーなのに、
いつの間にか音楽物語を読んでいる気になっている。
息を呑むように曲の進行と共に、演奏者の心境、動きを読んでいると、その場にいるように
本当に息をのみ、心拍数と血圧が上がる感覚で、息が上がりそうになる。
「さとなら・・・」の感想でも書いた気がするけど、
アニメ「4月は君の嘘」の初めての主人公2人の演奏シーン同様。
ミステリーとしては、前作同様思いもよらない人物が犯人であり、
他にも主人公の大きな秘密が暴かれることになる。
だから、ミステリー小説としても、十分楽しめるし、何よりも、その犯罪を罰するような行いを
眞の主人公はしない。そこがまたいい。
読み終えたときの、嫌悪感が全く無い満足感、心地よい疲れ感は凄い。
解説者の疑問、「中山七里さんて何者?」ほんとそう思う。
そりゃー、調べれば解るんだろうけど、そこも自分的にミステリーにしておきたい。
また今回は、ここ名古屋が舞台であり、よく知ってる描写がたくさん出てくる。
そんな事も含めて、ほんと面白い本だった。
もい1冊、買い置きがあるんだけど、続けて読むのが惜しくなってきちゃった。
面白いに決まってるもんねぇ。
今回は主人公が前作と違って健常者、しかも音大の4回生なので、音楽家としては上級ともいえる。
そこへ持ってきて、前作同様、真の主人公の岬洋介がからんでくる。
2人の演奏シーンは、それはもう・・・。
中山七里 著 「おやすみラフマニノフ」
巻末の解説で、ピアニストの仲道郁代さんが書いていたんだけど、
小説として、何のジャンルだったか忘れてしまう。
それほどの臨場感で包まれ、驚くほど頁が進んでしまう。
気がつくと時間を忘れて読み込んでしまい、慌てることに。
音楽は好きではあるけど、クラシックは年に数回しか好んで聞こうとはしない。
完全にド素人だと自身を持って言える。
この本を読んでから、初めて聞いてみた曲もある。
もちろんそれは、ポピュラーと言える程馴染み深い、有名な曲らしいんだけど。
昔買っていながら、1度も聞いていないCD20枚程の有名なクラシックシリーズに、もちろん入っていた。
曲を聞いてみると、なるほどと思ってしまう解説が主人公によってなされている。
同時に演奏する側の心境も書かれているので、益々臨場感が迫ってくる。
ある事件を切掛に始まったミステリーなのに、
いつの間にか音楽物語を読んでいる気になっている。
息を呑むように曲の進行と共に、演奏者の心境、動きを読んでいると、その場にいるように
本当に息をのみ、心拍数と血圧が上がる感覚で、息が上がりそうになる。
「さとなら・・・」の感想でも書いた気がするけど、
アニメ「4月は君の嘘」の初めての主人公2人の演奏シーン同様。
ミステリーとしては、前作同様思いもよらない人物が犯人であり、
他にも主人公の大きな秘密が暴かれることになる。
だから、ミステリー小説としても、十分楽しめるし、何よりも、その犯罪を罰するような行いを
眞の主人公はしない。そこがまたいい。
読み終えたときの、嫌悪感が全く無い満足感、心地よい疲れ感は凄い。
解説者の疑問、「中山七里さんて何者?」ほんとそう思う。
そりゃー、調べれば解るんだろうけど、そこも自分的にミステリーにしておきたい。
また今回は、ここ名古屋が舞台であり、よく知ってる描写がたくさん出てくる。
そんな事も含めて、ほんと面白い本だった。
もい1冊、買い置きがあるんだけど、続けて読むのが惜しくなってきちゃった。
面白いに決まってるもんねぇ。