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妖精の消えた空

世界は優しくなんかない。

開き直り・そして自作自演?

2005年04月16日 03時12分04秒 | 東アジア情勢
先日の北京はじめ各地で発生した官製反日デモ以降、日中間で色々ときな臭い事になっている。

町村外相:反日デモ、在外公館警備に自衛隊員派遣も検討
 町村信孝外相は14日午前の参院外交防衛委員会で、中国の反日デモで日本大使館に投石が行われたことに関連し「(大使館員が)安心して仕事ができるようにしっかりとした警備がどういう形で可能なのか、関係省庁と相談しながら対応しないとならない」と述べ、在外公館警備に自衛隊員を派遣するなどの対策を検討する考えを示した。岡田直樹氏(自民)の質問に答えた。

まるっきり100年前の焼き直しを見ているかのようだ。だとすると通州事件ふたたび…?それだけは勘弁願いたいと思っているのだけれど。
町村外相はじめ、今回の日本の対応は中国に対し一歩も引かず、むしろ謝罪と賠償を求めているくらいの勢いである。これまでのヘタレっぷりからは信じられないくらい。
例によって例のごとく、中国側は「中国政府には責任はない」だの「無許可のデモは認めていない」だのと白々しいわけで、まったく信用に値しない。


…とか色々思っていたら、こんなニュースである。
中国総領事館に脅迫文 かみそりの刃入れ郵便で
 15日午前11時半ごろ、大阪市西区靱本町の在大阪中国総領事館で、かみそりの刃1枚と脅迫文3枚を入れた封筒が、郵便で届いているのを職員が見つけた。
 大阪府警西署の調べでは、封筒は茶色。表面に住所と「在大阪 中国総領事館 御中」と書き、裏面に「在福岡 中国総領事館」とあった。
 在大阪中国総領事館には11日、薬きょうのようなものを入れ、裏面に「反日デモが続けば中国人に危害を加える」といった趣旨を書いて郵送された封筒が見つかっている。


実にアナクロ…いやいや、ノスタルジックな脅迫文。そういえば、数日前には中国銀行「の入っているビル」に金属製のBB弾が撃ち込まれたのだったか。
「"右翼"の妄動や挑戦に、我々中華人民共和国は屈しない。日本は謝罪せよ!」とでもやるおつもりだろうか。
いやいや、憶測で断定するのはよろしくないことだ。
しかし、所謂"街宣右翼"や"過激な右翼団体"の構成員の殆どが韓国もしくは朝鮮籍ということで…はてさて。





おまけ:
プロ市民の陰謀だモナ (世界の中心で左右をヲチするノケモノ)
中国への抗議に関して、なにやら面白いことが発生している様子。どうしよう。眠れないぞ。

もはや"地雷"ではない

2005年04月15日 21時33分48秒 | 軍事ニュース
米陸軍、新型のスマート地雷を配備

これを果たして地雷と呼んでよいものか。
記事でも指摘されている通り、いかにして攻撃対象を特定・捕捉するかが不明であるが、この問題がクリアされているのであれば恐ろしく有用である。
なにしろ友軍はこの地雷が敷設された地雷原を、何もなかったかのように通過できるのだ。
逆に敵が入り込んだときは…
記事で"対人地雷"とされているので、恐らくクレイモアかそれに類するものであると思われるが―それらが一斉に炸裂、文字通りミンチにしてしまうわけだ。
想像するだに恐ろしくはあるが、これまで地雷というモノは相手を区別することのない兵器だった。それが敵兵でなく、友軍、あるいは無関係な一般人であっても破壊を撒き散らしたのだ。対人地雷の犠牲になった子供たちをご存知の方も多いことと思う。
だが、このスマート地雷ならば、そのような不幸な事故を最小限に抑えることができるのではないか。そういう意味では「人道的な」地雷と云えよう。

ただ、地雷の害を拡げているのは、敷設を厳しい管理の下に行っている米国はじめ先進国ではなく、無差別に炸裂する地雷を大量に売り捌く中国のような国家と、それを碌な管理もせずにばら撒く国であることも理解しなければならないと思う。
『地雷撲滅』は正しい訴えだ。無節操に地雷をばら撒く国家に対しては、厳重なる抗議の声を上げる必要があるだろう。


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最初に連想したのが、『HELLSING』6巻でベルナドットが仕掛けたクレイモアトラップ。
アレが、より安全な場所から起爆できるということだろうか。
「俺たちゃケンカ弱いからよ」「おっかねえから正々堂々とケンカなんかしねえぜ軍人さんたちよう」(ベルナドット『HELLSING』)
こう言ってしまうと身も蓋もないが、アメリカ三軍の中で陸軍は最弱である。そして恐らく彼ら自身が、それをもっとも良く知っている。
アメリカという国家が海洋国家の性格を強く持ち、海軍が強力であるから仕方ないことではあろうが。
オマケに先進国の軍隊の例に漏れず、アメリカ軍は兵士の"命の値段"がべらぼうに高い。余計な犠牲は許されない、というわけだ。
それらが背景となって、このような地雷が生み出されたのだろう。