CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-044「デモニック」(カナダ)

2022年02月13日 21時13分13秒 | カナダ映画
幻覚を見始めるのは、奴が近づいている証拠
 カーリーは絶縁中の母アンジェラが全身麻痺で昏睡状態に陥っていることを知る。かつて看護師だった母は老人ホームに放火して大量殺人を犯し、カーリーは母との縁を切ったのだった。
 母が保護されている医療施設を訪れたカーリーは医師から、母の意識へとつながる仮想空間に入って母を呼び戻してほしいと頼まれる。
 半信半疑で仮想空間に入ったカーリーは、そこで母と再会するが。(「作品資料」より)


 「第9地区」「エリジウム」等のニール・ブロムカンプ監督の最新作。

 これまでエイリアン襲来やロボット、宇宙都市などSF作品の多かったニール・ブロムカンプ監督であるが、本作は毛色が変わって、ホラー。

 大量殺人を犯し、服役中の母親、アンジェラが昏睡状態であることを知らされ、入院している施設を訪問するカーリー。

 そこで、母親の意識に繋がる仮想空間にカーリーのアバターを入らせ、アンジェラの殺人の理由などを探ってほしいと医師らに依頼される。

 こうしてカーリーは仮想空間に入り、母親と再会を果たすことになるが、そこから思わぬ恐怖に遭遇することとなる。

 この仮想空間に入り込むという展開はSFっぽかったな。

 仮想空間に入り込むことによって、母親が犯してきた罪を知ることになるが、その母親に何かがとり憑いたのではないかと感じさせられる。

 更に、カーリーは悪夢を、幻覚を見るようになっていく。

 仮想空間という設定は特異であったが、ホラーとしては常套であったかな。

 もう一つ面白かったのは、アンジェラを保護していた施設の医師たちの正体だな。

 ただ、もっと活躍するのかと思ったら、アッサリした展開だったな。

 仮想空間という設定が興味深く、そこから恐怖の正体を明かしていくという展開が面白いSFホラーであった。

/5

監督:ニール・ブロムカンプ
出演:カーリー・ポープ、クリス・ウィリアム・マーティン、マイケル・J・ロジャーズ
   ナタリー・ボルト、キャンディス・マクルーア、テリー・チェン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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