CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-311「SOUND of LOVE」(日本)

2024年10月12日 00時08分54秒 | 日本映画

極力音だけであなたを感じたい

 清掃の仕事で生計を立てている青年・守屋にとって唯一の趣味は、ASMRの配信を聴くこと。顔を隠した状態で声や食べる音や物を触る音などを動画配信する女性配信者・明葉の配信を気に入っており、時間を見つけては彼女のASMR動画を再生する日々を過ごしていた。

 そんなある日、明葉がハイヒールを履いて公衆トイレを歩く様子をとらえたライブ配信を見ていた守屋は、その公衆トイレが自分がいつも清掃をしている場所であることに気づく。(「作品資料」より)

 

 〝音〟に特殊な嗜好を持つ男女のめぐり逢いを描いたラブ・ストーリー。

 女性の声ならまだしも、グラスを擦る音や食べる時の音などで興奮を感じるということには、あまり理解はできないのだが。

 倒錯的と思うのだが、巷では〝ASMR動画〟というものが配信されているらしく、人気があるらしい。

 視聴したことはないな。

 清掃員の守屋は、明葉が配信する動画にのめり込んでおり、それが理由で恋人にもフラれてしまう。

 そんな中、偶然明葉が配信している場所を知り、その場所へ向かい、明葉と知り合うことになる。

 それからは何度も会っては、顔を隠しながら音を楽しむ。

 そして守屋はどんどん明葉にのめり込んでいく。

 謎めいた女性と出逢い、デートを繰り返す。

 明葉の対応も守屋に対して好意的に見えるのだが、果たしてこの関係がどのような展開となるのか気になるところ。

 そして、守屋は明葉に三上という男を紹介されると、そこから守屋は追い込まれたような気分になっていく。

 守屋が何か罠にかけられるのかなという感じもする。

 守屋と明葉の過去が明かされ、やがて明葉が守屋と付き合う理由が明らかにされる。

 果たしてこの出逢いの結末がどうなるのか読めなかったが、単純なハッピー・エンドにはならなかったな。

 〝音フェチ〟と言うには、かなりイっているような感じで、共感というものはなかったが、話の先行きは興味深い作品だった。

/5

監督:吉川鮎太

出演:染谷有香、樫尾篤紀、希代彩、田村智浩、黒瀬友里、土井きよ美、加藤大騎、望月はな、藤元萬瑠、磯俣愛、Marinsaeki、和田聰宏

於:池袋シネマ・ロサ


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