CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-023「22ミニッツ」(インドネシア)

2020年01月16日 00時50分27秒 | インドネシア映画
ジャカルタの街は、今朝いつもより大きな叫び声を上げた
 2016年1月14日、ジャカルタの大通りで爆破テロが発生し、多くの市民が犠牲となった。警察は事件発生直後に捜査に乗り出し、テロリストたちの居場所を突き止める。
 交通警官が人々の安全確保に奔走する中、警察特殊部隊とテロリストたちの銃撃戦が幕を開ける。(「作品資料」より)


 2016年1月14日に起こった、ジャカルタの爆破テロを題材として製作されたサスペンス・アクション。

 いつもと同じ夜が明けたジャカルタで、いつものように1日を始める人々が描かれる。

 結婚を控えながら、相手と意思疎通になり始め、思い悩む警官や、会社が倒産して失業した兄のために仕事を世話しようとする弟。

 そんな人たちの様子がしばらく描かれていくので、ちょっとした群像劇っぽいのだが、果たしてどのような展開になるのだろうと気になる。

 そしてついに爆破が起こり、犠牲者が出てしまう。

 面白いのは最初の爆破が起こって、時間が巻き戻され、また違う角度から爆破までが映し出される。

 同じ人物が映されるので、意味があったのかは疑問だったな。

 そして、事件発生の報を聞き、警察、特殊部隊が出動。

 その後は、警察とテロリストたちの攻防が描かれる。

 犯人たちがいったい何モノなのか、テロを実行した理由や声明などは全く無く、ただ銃撃戦などの攻防が描かれる展開。

 それはそれで緊迫感はあったが、人質がいながらリスクの高い作戦を決行したりと駆け引きも無くどんどんと進んでいく。

 タイトルの〝22分〟というのは、警察がテロを制圧するまでの時間を表したものらしい。

 何となくアッサリした感じの展開ではあったが、日常を襲うテロの恐怖は感じられたな。

 ラストは続編を意識したものだったのかな。

/5

監督:ユジーン・パンジ
出演:アリオ・バイユ、アダ・ファーマン・アキム
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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