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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-091「仕掛人・藤枝梅安2」(日本)

2023年04月20日 00時40分51秒 | 日本映画
おせきが鍼を打つところでした
 梅安が相棒の彦次郎と京に向かう道中、ある男の顔を見て彦次郎は憎しみを露にする。
 その男は彦次郎の妻と子を死に追いやった、彦次郎にとっては絶対に許せない仇だった。そして、上方の顔役で殺しの依頼を仲介する元締から彦次郎の仇の仕掛を依頼された梅安は、浪人の井上半十郎とすれ違う。
 井上と梅安もまた憎悪の鎖でつながれていた。(「作品資料」より)


 〝原作・池波正太郎生誕100年記念作品〟として2作連続公開となる時代劇サスペンス「仕掛人・藤枝梅安」に続く第2弾。

 前作の終わり、梅安と共に京へ旅する彦次郎が、敵と思う男と出会い、彼の後を二人は追うところから始まる。

 そして、思いも寄らぬ真実が明らかとなり、梅安は依頼された仕掛を請け負うことにする。

 本作は、梅安が請ける仕掛と共に、同じく仕掛人である井上半十郎との因縁も描かれる。

 梅安と彦次郎は、京で暴虐の限りを尽くす井坂惣市を仕掛けるために動き出すが、そんな梅安に目を付けるのが、井上半十郎。

 梅安と彦次郎それぞれの過去が絡んだ話で、それがどう行き着くのか気になる展開。

 井坂惣市に対する仕掛に関しては、惣市には仲間がいて、それぞれに仕掛を施していく展開。

 井坂惣市に対する仕掛よりも、井上半十郎との決着がメインとなっていたな。

 よくよく考えたら、剣の使い手である者たちに対し、鍼や吹き矢が武器である梅安と彦次郎は、まともにやり合えば、あまり分がいいとは言えないなという感じである。

 果たして、梅安たちはどのように対峙するのか。

 それぞれが抱える苦悩も描かれ、話の行き着く先も気になり、惹き込まれる作品であった。

 これで2部作の2本が公開されたわけだが、エンドロール後に映像があり、また続編あるのではないかなと思わされたのだが、チラリと登場した人物は、また別の作品の主人公だったんだな。

/5

監督:河毛俊作
出演:豊川悦司、片岡愛之助、菅野美穂、一ノ瀬楓、田中奏生、石橋蓮司、高橋ひとみ、篠原ゆき子
   でんでん、鷲尾真知子、小野了、高畑淳子、小林薫、椎名桔平、佐藤浩市、小林綾子、金井勇太
於:新宿ピカデリー

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