
一番美しいのは、あなたではありません
かつて優しさと光であふれていた王国は、現在は邪悪な女王によって闇に支配されていた。雪のように純粋な心を持つ白雪姫は、人々が幸せに暮らす王国を取り戻したいと願うが、外見の美しさと権力に執着する女王の嫉妬を買ってしまう。
女王に命を狙われた白雪姫は、不思議な森で暮らす7人のこびとや、ジョナサンという青年に助けられる。(「作品資料」より)
ディズニー初の長編作品で、世界初のカラー長編アニメを実写映画化した作品。
もちろん白雪姫の名は知っているが、ストーリーははっきりとは憶えていなかったかな。
他の童話とごちゃ混ぜになってしまっていたよう。
アニメも未見であった。
思いやりに溢れていた王国に生まれた白雪姫。
幸せな日々を送っていたが、母女王が亡くなり、新たな女王を父王が迎えたことで状況は一変。
悪の女王は、富や食糧を独り占めし、王国の民は飢えて、国は荒んでくる。
召使いのように働かされていた白雪姫は、女王の指示により殺されかけるが、森の中に逃げ込み、7人の小人やジョナサンを頭とする盗賊たちに助けられ、やがて王国を悪の女王より取り返すため立ちあがろうとする。
ディズニーらしい歌が散りばめられたミュージカルになっている。
7人の小人の登場では、しっかり〝ハイホー、ハイホー〟と歌われる。
悪の女王が問いかける魔法の鏡は、やたらと内面の美しさを強調していたな。
邪魔な悪の女王は、自ら老婆に姿を変え、毒林檎を白雪姫に食べさせる。
毒林檎は悪の女王が自ら秘薬をもって作り出すのだが、わざわざ呪いが解けるものを作るのは、情けをかけたのか、その方法しかなかったのか。
そして、呪いを解く〝愛する者とのキス〟の相手が王子でないというのも多少の驚き。
予定調和で終わる話だと判ってはいるが、そこまでの展開は興味深く、白雪姫がどのように悪の女王を倒すのかも気になる展開であった。
ディズニーらしい華やかさもあり、そんなに残酷シーンもなく、楽しめる1本だった。
/5
監督:マーク・ウェブ
出演:レイチェル・ゼグラー、ガル・ギャドット、アンドリュー・バーナップ、パトリック・ペイジ
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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