
鍋の蓋で戦えってのか
新世紀のはじめ、ひとつの国が崩壊した。
子どもたちを恐れた大人たちは、新世紀教育改革法・通称「BR法」を施行。年に1度、全国の中学校から無作為に選ばれた1クラスが、無人島で最後の1人になるまで殺し合いをさせられるのだ。
修学旅行の名目で無人島へ連れて行かれた城岩中学校3年B組の生徒たちは、かつての担任キタノによる容赦ない指導の下、この恐ろしいゲームに強制参加させられることになり。(「作品資料」より)
2000年製作、公開のバイオレンス・アクション。
初公開時にも鑑賞し、今回リバイバル公開され、再鑑賞。
中学生たちがクラスの中で最後の1人になるまで殺し合いをする。
一応、法律で定められ、年に1度、無作為に選ばれた中学の1クラスがゲームに強制参加させられる。
最初は戸惑い、怯える生徒たちであるが、いざゲームが始まるとクラスメイトを殺害していく。
グループで集まり、なんとか脱出する方法を見つけ出そうとする者たちに、単独で行動し、クラスメイトを殺していく者など様々。
そして状況に耐えられず、自ら命を絶つ者たちも。
七原秋也は中川典子と共に行動し、なんとか難を逃れ、打開策を見つけようとする。
さすがに中学生同士の殺し合いということで、アクションというより、本当に泥臭い戦いが繰り広げられたりもするが、銃なども使用されたりはする。
そんな中、転校生である2人の男子も参加するが、この2人は戦い慣れしてるのではないかなという雰囲気。
戦いの中で、恋模様など青春っぽい話も織り交ぜている。
クラスメイト役の中には、塚本高史や柴咲コウ、高岡奏輔などが出演。
栗山千明も出ており、タランティーノは本作を観て、彼女を「キル・ビル」に抜擢したらしい。
皆、若い、幼い風貌であったが、七原演じた藤原竜也は、今と変わらぬ姿だったな。
衝撃的な設定で、話の行き先も気になる展開であった。
誰が次に死んでしまうのかという緊張感もあったな。
/5
監督:深作欣二
出演:藤原竜也、前田亜季、ビートたけし、山本太郎、安藤政信、柴咲コウ、栗山千明、塚本高史、高岡奏輔
於:池袋HUMAX CINEMAS
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