CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-215「クリーン ある殺し屋の献身」(アメリカ)

2022年09月24日 14時17分52秒 | アメリカ映画
俺が折り合いをつける、戦うことで
 深夜の街でゴミ回収車を走らせ、廃品や廃屋の修理を趣味にしている寡黙な男。「クリーン」と呼ばれる彼は、孤独な日々の中で隣人のディアンダという少女と心を通わせていた。
 ある時、ディアンダが街のチンピラたちに目をつけられてしまい、クリーンはディアンダを救うためチンピラたちを打ちのめす。
 しかし、その中に街を牛耳る麻薬ギャングのボスの息子がいたことから、クリーンはギャングから追われる立場となってしまう。(「作品資料」より)


 深夜に街でゴミ収集を行っている男。

 クリーンと呼ばれているその男は、かつては凄腕の殺し屋であったよう。

 クリーンとは二つの意味を表わしたものなんだな。

 心に重荷を背負ってひっそりと生きているが、唯一ディアンダという少女とは心を通わせ、面倒を見ている。

 クリーンには娘がいたようだが、その娘を何かの理由で亡くし、その悲しみに苛まれ、苦しみ、そしてディアンダの面倒を見ることで、どこか救済を求めているよう。

 そんな生活をしている中、ディアンダが街のチンピラたちに迫られ、クリーンは彼らを叩きのめす。

 しかし、その中に組織のボスの息子がいたことから、ディアンダとその祖母と共に命を狙われることとなる。

 最初は逃亡していた3人だが、追っ手は執拗で、ついにクリーンは自ら組織に戦いを挑むことにする。

 身分を明らかにしない謎の男が、実は凄腕の殺し屋で、一人の子供を護るために戦いに挑むという展開は、かなり王道的な話であるな。

 単なるゴミ清掃人と思っていた男が、実は凄腕の殺し屋であったということに組織のボスたちが驚くということや、クリーンが一人で次々と組織の者たちに対峙していく展開には惹き込まれるものがある。

 組織のボスとの対決の決着に関しては、それまでのボスの言動から、ちょっと予測されるものがあったかな。

 王道的な展開の話であったが、溜飲下がる話でもある作品であった。

/5

監督:ポール・ソレット
出演:エイドリアン・ブロディ、グレン・フレシュラー、リッチー・メリット、チャンドラー・アリ・デュポン
   ミケルティ・ウィリアムソン、ミシェル・ウィルソン、ジョン・ビアンコ、RZA
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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