22-260「０．０ＭＨｚ」（韓国）

幽霊は狙った相手を逃がさない
　超常現象を分析する大学のサークルメンバーは、周波数が0.0MHz（メガヘルツ）になると霊が現れるという仮説を証明するために、ある心霊スポットを訪れる。
　しかし、その夜から奇妙な現象が次々と起こり始め。（「作品資料」より）


　大学の超常現象を分析するサークルのメンバーが、ある心霊スポットを訪れ、実験を開始する。

　脳の周波数が０．０ＭＨｚになると霊と遭遇するという仮説があるらしい。

　冒頭、祈祷師が霊らしきものに惨殺されるのだが、その場所をメンバーは訪れる。

　新入生のソヒは霊媒師の家系のようで、少し霊感もあり、怪しげな雰囲気と祈祷師の霊を見て、気分が悪くなってしまう。

　そんな中、実験にあたっていたユンジョンの様子がおかしくなり、やがて悲劇が起きる。

　ちょっと能天気に心霊スポットを訪れた大学生たちが恐怖に襲われるという、王道的な展開ではある。

　どうやらユンジョンは霊に乗り移られたらしく、彼女の体から現れると、仲間たちを襲うようになっている。

　霊媒師の家系であることを嫌っていたソヒであるが、仲間を救うために霊と対峙するため、再び心霊スポットを訪れる。

　突然の音や登場で驚かせるシーンは定石どおり。

　クライマックスは、実験の時に使った人形を焼けるかどうかというところ。

　最初の実験で使った人形は、ソヒが焼けと言ったにも関わらず、ふてくされていたハンソクが焼かずに捨ててしまっているのだが、最後に使った人形はそれを見つけたのかな。

　そして、対決の後のラストシーンは、これまたホラーの定番であったな。

/５

監督：ユ・ソンドン
出演：チョン・ウンジ、イ・ソンヨル、チェ・ユニョン、シン・ジェファン、チョン・ウォンチャン
於：シネ・リーブル池袋