
オレの顔を持ってるだろ
韓国で凶悪な連続殺人事件が発生し、世間を恐怖に陥れる。犯人のジニョクは、騒々しい音楽に興じながら無差別殺人を楽しんでいた。
捜査のためなら手段を選ばない刑事ジェファンはジニョクとその共犯者たちを追うが、捜査中に後輩刑事を失ってしまう。悲しみのなか、ついにジニョクを追い詰めたジェファンは格闘の末に一緒に森の中へ転がり落ちるが、病室で目を覚ますとなぜか2人の身体が入れ替わっていた。
刑事ジェファンの姿となった殺人鬼ジニョクは、ジェファンの家族を人質にとって彼を脅迫しはじめる。(「作品資料」より)
体が入れ替わってしまった殺人鬼と刑事の戦いを描いたアクション・スリラー。
快楽殺人鬼であるジニョクを追っていた刑事のジェファン。
ジニョクを捕らえようとした時、2人で崖を転がり落ち、それから2人は行方不明となる。
それから1ヶ月後、突然2人は姿を現すが、2人の体は入れ替わっていた。
ジニョクの姿をしたジェファンは何とかそれを知ってもらおうと、彼の相棒である刑事の協力を得ようとする。
やがてジェファンの体をしたジニョクに家族を人質に取られ、残りの犯人を見つけ出すよう命令される。
果たして、殺人鬼の体であるジェファンは犯人たちを見つけ出し、元の体に戻れるのか。
シリアスなサスペンスに体が入れ替わるというファンタジックな要素が加わっている。
しかし、そこには思いもよらぬ真実が隠されていたという展開。
犯人たちの殺人描写からジニョク、さらにジェファンが振るう暴力シーンはかなり凄惨である。
あり得るかどうかは別として、設定、展開としては興味深いアクション・スリラーであった。
いかに中身はジェファンだとしても顔を隠さず街を歩き回るのは、無防備すぎるだろ。
/5
監督:キム・ジェフン
出演:チャン・ドンユン、オ・デファン、チェ・グィファ、チャン・ジェホ
於:新宿ピカデリー
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