23-199「ウルフパック 狼群」（中国）

一線はおまえの想像する遥か先にある
　幼少時から父にサバイバル技術や特殊戦術、戦場医療の訓練を受けてきたキートン。
　父の謎の死について調べる中で傭兵部隊ウルフパックと行動をともにすることになった彼は、あるテロ組織が天然ガス田の破壊工作を企てているとの情報を入手する。テロが成功すれば、莫大な経済的損失とエネルギー危機が引き起こされてしまう。
　キートンは傭兵部隊とともに、テロを阻止するべく奔走する。（「作品資料」より）


　柯童は中央アジアのクーリーという国で医療支援を行っていた。

　そんな柯童は、謎の集団に拉致される。

　どのような目的で拉致されたのか判らなかったが、父親の死の鍵がその集団にあることを知り、その謎を解くため行動を共にする。

　柯童は医師をしているが、幼い頃から父親にサバイバル技術を教えられ、現在も年に一度、ベネズエラなどで軍事訓練を受けたりしているらしく、戦闘技術はあるよう。

　そしてチョウが率いる民間軍事会社、背嵬のメンバーと共に任務を遂行していくが、やがてクーリー国家を脅かすテロリストの陰謀に立ち向かうこととなる。

　最初は背嵬がテロリストかと思い、最後は柯童が彼らと対決することになるかと思ったな。

　やがて、柯童の父親と背嵬、そしてチョウとの関係が明らかになっていく。

　柯童は徐々に背嵬のメンバーと打ち解けていくが、一番打ち解けたと思われるメンバーが退場してしまうのは常套的な展開だな。

　背嵬は、一応正義の側ということでクライマックスには、クーリーのパイプラインが爆破されそうになり、それを阻止するためテロリストたちに立ち向かっていく展開。

　戦闘シーンなど緊迫感あり、面白いミリタリー・アクションであった。

/５

監督：マイケル・チャン
出演：マックス・チャン、アーリフ・リー、ジャン・ルクシア
於：新宿シネマカリテ