CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-124「殺人鬼から逃げる夜」(韓国)

2021年12月20日 22時22分03秒 | 韓国映画
靴を拾うなと言ったのに
 聴覚障害を持つギョンミは、ある夜、会社からの帰宅途中に、血を流して倒れている女性を発見する。それは巷で起こっている連続殺人事件の犯人の仕業だった。
 事件現場を目撃してしまったギョンミは、殺人衝動を抑えられず人を殺してきた連続殺人犯ドシクの次のターゲットにされてしまう。全力で逃げるギョンミだったが、聴覚が不自由な彼女には追いかけてくる犯人の足音も聞こえなければ、助けを呼ぶ言葉も届かない。
 そんなギョンミを、ドシクはゲームを楽しむかのように追い詰めていく。(「作品資料」より)


 偶然、被害者女性を見かけたために、連続殺人鬼から狙われることとなった聴覚障害を持つ女性の恐怖と逃走を描いたサスペンス・スリラー。

 殺人を繰り返す犯人は、計画的というよりも衝動的に殺人を犯しているような感じで、遺体を隠そうともせず、自ら目撃者と警官に名乗ったりする。

 すぐに疑われ、捕まりそうに見受けるが、そんなこともなく、再び犯行に至る。

 そんな犯人に襲われた被害者を発見し、助けようとしたがため、犯人から狙われることとなるギョンミ。

 しかし、ギョンミは聴覚障害があるため、犯人が近づく音も聞こえなければ、声を発することも出来ず、警察にもなかなか上手く思いを伝えられない。

 そんなもどかしさの中で、犯人はギョンミを追い詰めていく。

 妹が行方不明だと言って、警察にやって来たジョンタクが、ギョンミの助けになるのではないかなという展開。

 言葉が発せないがために周囲の誤解を招き、というより言葉巧みな犯人のいうことを人々は信じ、ギョンミは危機に陥っていく。

 スリリングな展開で、クライマックスは緊張感も高まっていくが、ラストはギョンミが思いもよらぬ行動に出る。
 これは予想出来なかったな。

 事件現場に遭遇し、犯人に追われる一夜の物語で、惹き込まれる展開の作品であった。

/5

監督:クォン・オスン
出演:チン・ギジュ、ウィ・ハジュン、パク・フン、キム・ヘユン、キル・ヘヨン
於:池袋シネマ・ロサ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 21-123「ラストナイト・イン... | トップ | 21-125「ヴェノム レット・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事