CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-200「テン・ストーリーズ」(日本)

2023年08月13日 09時26分05秒 | 日本映画
ハリネズミ、もう大丈夫になったんで
 街に生きるひとりひとりの人間。時に交錯し、時に異なる時空にいるような不思議な感覚。
 空想の街を舞台に、そこに住む人々の生活の断片が積み重なっていく。(「作品資料」より)


 三人の監督が、それぞれ撮り上げた三つの掌編で綴られるオムニバス。

 三人が三つということは、全部で九篇ということになるが、タイトルは「10ストーリーズ」

 十本目の話はあなたの話、なんてことではないんだろうが、よく判らない。

 Exne Kedy And The Poltergeistsのアルバムの曲と〝十戒〟をテーマにして作られた作品ということ。

 それぞれの作品にタイトルがあるが、アルバム収録曲のタイトルだろうか。

 日常、あるいは非日常のような様子がそれぞれ映し出されるが、ストーリー重視だと正直辛い作品である。

 ハッキリとした決着が無いような感じで一本目が終わり、二作目に話が続いていくのかなと思ったりしたが、そうではなかった。

 スッキリしない感じの展開で作品が連なっていくが、七本目からラストまでは、ちょっと繋がりがある。

 八本目の、コールガールのふりして男の家に入り、飼っているハリネズミの檻から鍵を盗もうとする展開は、ちょっと面白かった。

 九本目は、ハリネズミを盗まれた男が、友人のカノジョと一緒にハリネズミを捜す話。

 こちらも意外と興味惹かれる話ではあったな。

 とはいえ、ハッキリした決着がある感じでもなく、個人的にはちょっと辛い作品であった。

/5

監督:宮崎大祐、山西竜矢、岩﨑敢志
出演:李多韻、石井愛香、GON、野内まる、新井秀幸、日高七海、平井珠生、大熊花名実、長谷川ティティ、齋藤里菜
於:新宿シネマカリテ

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