CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-007「ヤクザプリンセス」(ブラジル・日本・アメリカ)

2022年01月12日 00時12分25秒 | ブラジル映画
いつだって過去はふいに私たちに迫って来る
 ヤクザ一味に家族の命を奪われたアケミ。
 復讐を誓った彼女は、記憶を失った男シロとともに、凶悪なヤクザのタケシやボスのコジローに立ち向かう。(「作品資料」より)


 物語は20年前の大阪で起こった事件から始まる。

 あるヤクザの一家が襲撃され、惨殺される事件が発生するが、その中の一人の少女が助け出されたのか、連れていかれる。

 そして現在、ブラジル、サンパウロに一人の女性、アケミが生活しているが、彼女がその時の少女だとはすぐに判る。
 しかし、彼女自身は自分の出自を知らない様子。

 そんな中、記憶を失ったイギリス人かアメリカ人らしい男が村正の日本刀を持っており、記憶を取り戻そうとアケミの住むアパートへと辿り着く。

 更に大阪からは、ヤクザのタケシがやって来る。

 アケミが迫り来る敵と戦いながら、自分の出自を探し出そうとする展開。

 戦いのシーンも多く、日本刀での戦いや激しい銃撃戦。
 そして、なかなか凄惨な鮮血のシーンも多かった。

 アケミは自分を育ててくれた祖父の秘密を探るため、様々な場所へと赴くのだが、そこで仄めかしのようなことばかり話され、なかなか物事はハッキリしない。
 観ている方は判っているのだが、アケミだけが判らないという展開に、少々やきもきさせられるな。

 クライマックスは、ブラジルでの戦いだが、本当の戦いはこれから。

 続きはあるんだろうか。

 まあ、日本のヤクザも題材にした作品で、実はヤクザの血筋に生まれた女性が戦いに立ち上がるという展開は面白い作品であった。

 本作は、ヒューマントラストシネマ渋谷の〝未体験ゾーンの映画たち2022〟の一本。
 最初の一本目の鑑賞である。

/5

監督:ヴィセンテ・アモリン
出演:MASUMI、ジョナサン・リース=マイヤーズ、伊原剛志、尾崎英二郎、ケニー・ルー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-006「ワンス・アポン・ア... | トップ | 22-008「マジック・ロード ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブラジル映画」カテゴリの最新記事