じりりんブログ vol.1

じりりんの独り語り

しゃかだんご

2005年03月07日 01時54分42秒 | 滑川
私の好きな食べ物の1つ『お釈迦の団子』。(魚津市の人は『しゃかだん』と言っていた。)

昔から2月15日の涅槃の日と3月13日のお彼岸の時に合わせて作られる米の粉で作った団子で(涅槃だんごともと呼ばれている)、お釈迦様のお骨(仏シャリ)を表したものです。 直径1.5~2センチの小さなだんごに、白・赤・青・黄に着色してあります。

涅槃の日というのはお釈迦さまが、クシナガラ城に近いバッティ河のほとリで、お亡くなリになった日で、お寺では、お釈迦さまが涅槃に入られたあリさまを描いた大きな掛軸をかけて報恩の法要を行います。この法要の時にお寺でこの団子を蒔いてそれを拾って来て、家で食べたり、このだんごを仏様にお供えして、御下がりを布製またはニット製の袋に 入れて持ち歩くいてお守りしたりしていました。(山歩きの時に持つとヘビに出会わないそうです)

昔は良くばあちゃんがこの日に合わせて家でこのお釈迦の団子を作って人に配ったり、家でも食べていました。
私が幼い頃手伝って、かすかな記憶で覚えている作り方は、米屋さんで挽いてもらった米の粉をお湯と一緒にこねて、それに食紅を加えてこねて、耳たぶ程の柔らかさにまとまってきたら棒状にして、1コ1コ丸めて、それを蒸し器に入れて蒸し、それをパットに並べて冷ましできあがり。。。だったはず。

最近では面倒なのでばあちゃんも作らなくなってしまいましたが、その代わりにここらの餅屋さんが作ったのがスーパーで売っています。便利な世の中だ。
私はこの行事に関係なく大好きなので、売ってるとつい買ってきてしまいます。

食べ方はその家によって違うと思うんですけど、うちんちでは、小皿に数個入れて、水で軽く洗って(水を少し付ける意味で)ラップをして電子レンジで1分半ほどチンして、そこに砂糖と醤油をかけて食べます。
母方のばあちゃんちでは、フライパンに油を少しひいてコロコロ転がすようにして焼いて柔らかくなったら皿にあけ、やはり砂糖と醤油をつけて食べました。
他にも食べ方あるんですかねぇ~?

本当はこの土地の文化として、そして自分で作っていつでも食べれる為に、ばあちゃんから作り方とか習っておいたらいいんだろうなぁ~。


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2 コメント

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昔食べたなぁ。 (しーちきん)
2005-03-09 22:13:37
ばーちゃんの近所のお寺で撒いてたので、ばーちゃんが持ってきてくれたよ。今は住職さんが亡くなったのでやってないらしいけど。



小さいころはお釈迦の団子を包むように毛糸で編んで、みんなランドセルに着けてたよね。団子と同じ大きさに編めるお母さんの手は魔法の手だと思ったよ!!
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いちごのあったよね (じりりん)
2005-03-10 01:59:18
みんなランドセルに付いてたのは無事に家まで帰って来るようにだったのかね~。



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