じりりんブログ vol.1

じりりんの独り語り

『俺たちの国芳、わたしの国貞』展へ

2016年05月30日 22時13分37秒 | 東京
寝盗られ宗介の余韻を引きづりながら、
前から見たい!というか、ガチャガチャの『猫又』が欲しい!と思っていた、
『俺たちの国芳、わたしの国貞』という、ボストン美術館が所蔵する歌川国芳と歌川国貞の浮世絵展を見に、Bunkamura ザ・ミュージアムに行きました。

3月から来週の6月頭までやっているこの展覧会。
来週で終わりだし空いてるだろうな!って甘い考えで行ったら、各作品の前に常に人が5~10人は居て順番待ちしないと見れないくらいに人が居た。




せっかく来たので、音声案内の機械を借りて、じっくり見ました。

昨日「寝盗られ~」を見たのもあって、見ながら宗介さんの中の劇中の物語と重なった。

細かな描写、気遣い、センス、発想、色使いなど、今簡単にパソコンでいろんな絵が描けてしまう時代でも表現できないであろう、細かな技術や想いを感じて、すごいな~って思いました。




すごいな~って思ってみていたら、猫が描かれた作品があったのでマジマジ見ているとタイトルに「滑川」と見えた。
同じ文字で違う意味だろうなって思いながら解説文を見ていたら、私の地元の「滑川」だった。



タイトルは『山海愛度図会 七 ヲヲいたい 越中滑川大蛸(さんかいめでたいずえ しち おおいたい えっちゅうなめりかわおおだこ)(1852)』。

描いたのは、国芳。


滑川に住みながら、滑川で大タコが獲れるとか、獲れたとかっていう話しを聞いたことがなかったので、『なんで?』って思ったし、
交通手段や電話なども無い時代に、滑川という田舎の情報が江戸に伝わってることにも驚いたし、
江戸時代に滑川に着物を着て猫に癒される余裕のある人がいたのだろうか?!っていうのにも気になった。

たくさんの作品を見て、個人的に国芳の方の作品の方が好みだったので、この作品が国芳が描いたというのにも感動しました。


猫又のことしか思ってなかったのに、想定外の出会いに興奮しました。


出口にあった、念願のガチャガチャ。
財布の中身と相談し、4回チャレンジしました。

想いが通じ、無事に『踊る猫又』の根付けをゲット!
残る3つは、『骸骨下駄』。(『猫骸骨』は断念)


来て良かったです!!!









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