じりりんブログ vol.1

じりりんの独り語り

池田満寿夫の版画展へ

2010年05月22日 23時00分52秒 | Weblog
今日もまた、『明日休みにしられっか!』っていう奥さんの一声で休みになりました。

休暇を有意義に過ごすため
いつもの3人でおでかけ。

富山市近代美術館で開催されている
『可能性への挑戦 池田満寿夫の版画』という展覧会に行ってきました。


私の池田満寿夫という人に対する勝手なイメージは、芸術家というより、テレビなどで活躍する優しそうな人ってイメージが強かったのですが、今回この展覧会を観てイメージが変わりました。

展覧会を観て単純に『版画で有名だったのか~』って思ったけど、見終わってから略年譜などを読んだら、池田満寿夫という人は、絵も描くし、版画もするし、彫刻や陶芸もするし、小説も書くし、映画監督もするし、テレビなどでも活躍した、これまでの芸術の枠にとどまらないすごい感覚を持った芸術家だったんだ!って知りました。


これだけいろんな種類の芸術を作ってきた中の“版画”というのはほんの一部なのに、当時の状況、時代によって作風が変わったりするのが感じられて面白かった。


私の中で版画というのは木を削ってとか、プリントゴッコとかしかイメージできないけど
池田満寿夫の版画はそういう版画とは違って、リトグラフとか、エッチングとか、メゾチント、アクアチントなど、聞いたことのない手法が多く(美術の授業でならった?)ペンで描いたような線だったり色だったりが綺麗に出ていたので、作品の奥深さよりも『どうやって作った作品なんだろう?』ってのが気になりました。


久々にいつも使わない脳ミソを使って良い刺激を受けて楽しかったです。

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