野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

“フレンチ”より“ロブロス”を…(スラッガー・10月号)

2009-09-23 11:19:04 | Slugger
Slugger_10 見た通り、イチロー(シアトル・マリナーズ)特集。イチローの(メジャーリーグの)同期生たちも紹介されているが、イチバンの≪不幸者≫は、現ニューヨーク・ヤンキースの左腕エース、C.C.サバシア(当時クリーヴランド・インディアンス)。
 ルーキーイヤーの2001年に17勝5敗の成績を残して、当然≪新人王≫(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)に選ばれるハズだったのに、日本から来たプロ野球選手に「その栄誉」を攫われ、僅か1票。しかし、その後の活躍は衆目が一致する「怪腕」。2007年には19勝(209奪三振)を挙げて、≪サイ・ヤング賞≫に輝いた。

 そういえば、20日(19日・シアトル)両者は対戦したが、3打数1安打(三振1つ)。サバシアには期するするものがあったかもしれない。……両者は余り注目されないが、密かにライヴァル関係なのだろう。

SLUGGER (スラッガー) 2009年 07月号 [雑誌]SLUGGER (スラッガー) 2009年 07月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-05-23
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 そのマリナーズ。今夏のトレードで若手の<トップ・プロスペクト>(有望株)と目されていた、捕手のジェフ・クレメントを放出(ピッツバーグ・パイレーツへ)。城島健司のライヴァルと目されていたが、パワーのある打撃に較べ、守備面に課題があり、放出に踏み切った。
 代わりに獲得したイアン・スネル投手は、スターター(先発ローテーション)に定着し、内野手のジャック・ウィルソンもDL(故障者リスト)入りする前はレギュラーで活躍した。成功したトレードだったと言えるだろう。失敗続きだった前GM(ゼネラル・マネージャー)に代わった新任のGMジャック・ズレンシックが敏腕を発揮している。

 そのズレンシックが≪隠し玉≫で獲得したのが、左腕のマウリシオ・ロブロス投手。同じく獲得した左腕のルーカス・フレンチの方が逸早くスターターに定着し(そこそこ)活躍しているが、新GMの「本命」は「その」ロブロスらしい。来シーズン、彼の活躍が見られるか? マリナーズのささやかな≪復活≫の要因は、この新GMの手腕によるもの。

力強いストレートに見る松坂の完全復活 (スポーツナビ)

Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
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