岩隈、報われた快投！（28日・セーフコ・フィールド）

岩隈久志(マリナーズ) カレンダー2013年 CL-478
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　前回（23日）ヒューストン・アストロズに“まさか”の3失点で負け投手になった、岩隈久志（シアトル・マリナーズ）。右手中指のマメを潰した影響があったのかもしれないが、それから中4日で（予定通り）ロサンゼルス・エンジェルス戦に先発。【5回表】まで2安打（無四球）7奪三振に抑える快投！　
　しかし【6回表】先頭打者に一二塁間を破られて、1番打者に犠牲（サクリファイス）バントで二塁に送られて、2番打者を平凡なショートゴロに打ち取ったが、ショート・ストップ（遊撃手）が（あろうことか！）打球を後逸して、タイムリーエラーで先制点を許した。
　シアトルのショートはロバート・アンディーノ。「正」遊撃手のブレンダン・ライアンはお休みで、代わりにバックアップ（控え内野手）のアンディーノが入っていたが、手痛いエラー！　川崎宗則（トロント・ブルージェイズ）を放出（解雇）して、代わりに獲得したのが、この内野手。“つくづく”観る眼が無いGM（ジャック・ズレンシック）だ。

岩隈　手応えの４月　リーグトップのＷＨＩＰ堅持 （スポニチ Sponichi Annex）

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岩隈、男気の真っ直ぐ勝負！（2日・オードットコ・コロシアム）

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　その日（3日）関東地方は朝から大雨で、CS（スカパー！）［J SPORTS］の画面上では【2回裏】に4番ヨエニス・セスペデス（オークランド・アスレティックス）に喫した先制ソロ（第1号）ホームランは（我が家のテレビには）映らなかった（視聴不能）……先発（スターター）岩隈久志（シアトル・マリナーズ）。
【4回裏】に巡ってきた二度目の対決では、初球のシュートで仰け反らせ、2球目に【2回裏】にセンターバックスクリーンに叩き込まれた（VTRで確認）スライダーで空振りを取り、3球目は真っ直ぐ（93MPH）で空振り！　4球目も同じ真っ直ぐ（91MPH）で空振り三振！　岩隈の≪男気≫（！）を感じさせるピッチングだった。

　それにしても、シアトルは【3回表】に4番マイク・モースの逆転3ラン（第1号）ホームランで岩隈を援護し、【5回表】には3番（DH）ケンドリー・モラレスのタイムリーヒットで加点し、【9回表】にはモースがセンターバックスクリーンに叩き込んで、この試合二本目のホームラン！　≪新戦力≫の3，4番二人の活躍で「7対1」大勝したシアトル。「ポスト（脱）イチロー」路線が順調に進んでいるようだ。

岩隈　初登板初勝利　６回無四球１失点「役割は果たせた」 （スポニチ Sponichi Annex）

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モース、古巣への回帰（16日）

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　ジャスティン・アップトン外野手（アリゾナ・ダイヤモンドバックス）にトレード拒否権を行使され、獲得を逃したシアトル・マリナーズ。その代わりに（三角トレードで）獲得したのが、マイケル・モース外野手（ワシントン・ナショナルズ）。2008年までシアトルに在籍した、かつての有望株（プロスペクト）……。古巣への≪回帰≫だ。

　シアトルを出されてから、ワシントンで≪開花≫し、2011年には打率.303、31本塁打、95打点。強打者に成長したが、シアトル時代を通じて故障の多い選手で、昨シーズンは102試合の出場に留まった。今シーズンも故障さえなければ、シアトルで「3番」か「4番」を任されることになるだろう。（シアトルも）ようやく打線の≪核≫が揃ってきた。……何年ぶりだろう？　

マリナーズが強打の外野手獲得　三角トレード成立 （スポニチ Sponichi Annex）

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モラレスが来る！（19日）

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　あの（キューバ出身）ケンドリス・モラレス内野手（ロサンゼルス・エンジェルス）が≪因縁≫のシアトル・マリナーズへ……彼にとっては忘れもしない、2010年5月29日のマリナーズ戦、延長【10回裏】満塁サヨナラ（ウォーク・オフ）ホームランを放って、喜びのあまりジャンプしてホームベースに着地した際、バランスを崩し転倒、左足下腿部を骨折。
　翌年（2011年）は（手術の影響で）全くプレーできず、復帰した今シーズンは打率.273、22本塁打、73打点の平凡な成績に終わり、このシーズンオフに（同じ左打者の）ジュシュ・ハミルトン外野手（5年総額105億円）も来ることだし、放出されることになった。

　シアトルにとっては待望の「大砲」が来る。2010年シーズン途中、左腕エース、クリフ・リー（現フィラデルフィア・フィリーズ）を放出してまで獲った「大砲」候補、ジャスティン・スモーク内野手に“見切り”を着けたということだろう。同じ一塁手。共存は有り得ない（難しい）から、放出されることになるだろう（？）。
　骨折する前年（2009年）の打率.306、34本塁打、108打点（並みの成績）をモラレスには≪期待≫したい。……と言っても、もうシアトルにはイチロー（ニューヨーク・ヤンキース）もいなければ、川崎宗則内野手（31歳）も「戦力外」になった。しかし、岩隈久志（2年総額11億円）の投げる（先発する）試合では「打ってくれるよう」期待したい。

　それにしても、シアトルはこれでスターター（先発投手陣）から左腕投手がいなくなった。5人全てが右腕になる可能性がある。逆にロサンゼルスは先発に左腕が一人もいなかったが、（交換で獲った）左腕ジェイソン・ヴァルガス（14勝11敗、防御率3.85）の加入で（アメリカン・リーグ西地区の）≪優勝≫を狙える戦力が整った。「本命」が着々と……

イチロー、ヤンキースとの再契約に至った４つの条件
“ニューヨーク物語”延長の裏側 （スポーツナビ）

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岩隈、本領発揮の6勝目！（2日・セーフコ・フィールド）

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　岩隈久志（シアトル・マリナーズ）が“ようやく”6勝目（3敗）。【7回表】までロサンゼルス・エンジェルス打線を3安打に抑えて、【8回表】1-OUTから連打を喰らったところで降板（球数101）……
（その時点で）得点は「2対0」。2番手投手（ジョシュ・キニー）が打たれて同点あるいは逆転されないかな？　と（日本時間の午前7時過ぎ）「不安」になりながら見ていたが、何とかピンチを凌いでくれて（最終的には）「2対1」で勝利したシアトル。

　今日（3日）の段階で66勝70敗。借金「4」まで盛り返してきたシアトル。岩隈が開幕から先発ローテーションで回っていれば、ひょっとしたら今頃（アメリカン・リーグ）＜ワイルドカード＞争いに加わっていたかもしれない。
　岩隈の先発ローテ入りを拒み続けてきたエリック・ウェッジ監督。監督の判断ミスもあるが、しかし岩隈も開幕までに「ベスト」な状態に持っていけなかったのも「事実」。岩隈の代わりに起用されたヘクター・ノエシが2勝11敗（防御率5.77）、あるいはケビン・ミルウッドが4勝12敗（防御率4.38）。この二人が作り出した「23」の敗戦がシアトルを「重く」している。

　それにしても、岩隈（防御率3.14）。球が低めに集まり、球速も（開幕当初に比べたら）格段に速くなっている。東北楽天ゴールデンイーグルス時代（2005年～2011年）や大阪近鉄バファローズ時代（2000年～2004年）のピッチングはよく知らないが、3年前の2009年の第2回『WBC』（ワールド・ベースボール・クラシック）で見た岩隈の快投！　あの≪MVP≫級のピッチングが現在（いま）メジャーリーグで再現されている（！）。
　2010年のオフに岩隈をポスティング・システム（入札制度）で獲得しようとしたオークランド・アスレティックスのビリー・ヴィーンGM（ゼネラル・マネージャー）の眼は「正しかった」ことが（その入札金額と契約条件は兎も角）証明されたことになる（？）。こんなところでも“あの”名物GMの≪株≫が（密かに）上がっているかもしれない。

岩隈にノーヒッター右腕が脱帽「物凄い投球だった」 （スポニチ Sponichi Annex）

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惜別のタッチ！（25日・セーフコ・フィールド）

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　遂に来るべきものが来たか…って感じ。ニューヨーク・ヤンキースはライトのレギュラー（ニック・スウィシャー）が（左臀部を痛めて）欠場中で、しかも契約（オプション）最終年。俊足巧打の若手（ブレッド・ガードナー）も長期DL（故障者リスト）入り中で、需要と供給がピッタリ嵌った。
　背番号「51」も空いてるから、丁度いいと思ったら、「とても付けられない」と断ったらしい。「51」の前任者＝バーニー・ウィリアムス外野手（引退）に憧れていたのは知っていたが、そこまで深い尊敬（リスペクト）の念だったとは……この一事だけでも、ニューヨークのヤンキース・ファンは、イチロー（前シアトル・マリナーズ）を歓迎することだろう。つい最近までは（ブーイングの対象）「厄介な敵」だっただろうが……
　選んだ番号は「31」か…。それにしても、イチローでさえ（畏れ多くて）付けられなかった背番号「51」。この先、誰が付けられるのだろう？　思わぬ形で【永久欠番】への道が拓けてしまうかもしれない（？）。

　そういえば、昨日のシアトル最後の試合の【5回表】1-OUTからイチローが（岩隈久志から）センター前ヒットで出塁して、続く2番打者（デレク・ジーター）の4球目に盗塁を試みるが、キャッチャー（ヘスス・モンテロ）から矢のような送球が来て、ショート・ストップの川崎宗則も素早く（何故か必要以上に）≪力強く≫タッチして「OUT」！　
　しかしVTRで仔細に（スローモーションで）見てみれば、イチローの右足の方が速いようにも見える。イチローもベースに到達した瞬間、「セーフ」と両手を拡げて見せたが、判定は「OUT」。川崎の（思いを込めた）≪惜別≫のタッチが、塁審の判断を転換させたのだろう。……断ち切るタッチ！　

イチローが見せた去り際の美学（日本経済新聞）

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岩隈、メジャー初先発の7月2日（＠セーフコ・フィールド）

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　岩隈久志（シアトル・マリナーズ）は先発（スターター）で使わないと決めていた（？）“人種差別主義者”（？）のエリック・ウェッジ監督。しかし先発ローテーションの一角、ケヴィン・ミルウッドが故障（脚の付け根）で先発を1回skipすることになって、仕方なく（？）岩隈にメジャーリーグ「初先発」司令。
【3回表】まで完璧なピッチング。【4回表】（1-OUTから）5番（メジャー通算609本塁打＝歴代7位タイ）ジム・トーミ（フィラデルフィア・フィリーズから移籍）にライト前にクリーンヒットを浴び、6番（オールスターゲーム2年連続選出）マット・ウィータース（ボルティモア・オリオールズ）を警戒し過ぎて歩かせ（四球）、7番クリス・デーヴィスに2球目のスライダーを捉えられ、ライトスタンドに突き刺さる3ラン（第14号）ホームラン！　

　この一球だけだった。【5回表】を投げ終え、球数71。当然【6回表】のマウンドにも上がるものかと思ったら、別人（スティーヴ・ディレイバー）が上がっていた。岩隈のクオリティースタート（6回3失点）も≪阻止≫したい（？）ウェッジ監督の≪横槍≫（采配）。
　試合は「1対3」シアトルのビハインドで迎えた【8回裏】6番ダスティン・アックリーが四球で出塁し、7番チョーン・フィギンズが空振り三振に倒れ、三振ゲッツー（併殺）が完成するところだったが、二塁手が落球する≪幸運≫……ここで8番“スタメン”川崎宗則が初球を打ってレフト前に流し打って、1-OUT一塁三塁のチャンス！　
　9番打者が倒れ、1番イチローが歩かされた後、2番キャスパー・ウェルズが右中間を深々と破って走者一掃！　「4対3」逆転のシアトル。勝ち運を「持ってる」のかもしれない、この試合の先発投手が。

岩隈　メジャー初先発「次につなげられる」 （スポニチ Sponichi Annnex）

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岩隈、メジャー初勝利！（16日・セーフコ・フィールド）

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　シアトル・マリナーズのスターター（先発ローテーション）の一角、ブレーク・ビーバン（3勝6敗）が≪不振≫でマイナーリーグ降格が決まって、遂に岩隈久志にチャンスが来るのかと思ったら、マイナーから昇格した右腕エラスモ・ラミレスが14日に先発。
　このピッチャー、開幕当初は中継ぎを務めていたが、安定感≪抜群≫のピッチング（防御率2.45）を買われ、一旦マイナーに降格して、先発のテスト（経験）を積んでから、サンディエゴ・パドレス戦（インター・リーグ）に先発したが……【4回表】までは無得点に抑える好投を見せたが、【5回表】に捉まって6失点でKO！　その後を継いだのが、岩隈だったが打者一人にヒットを打たれて降板（司令）……

　その岩隈。2日後（16日）のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦（インター・リーグ）に【6回表】から2番手で登板し、【7回表】までノーヒット（2奪三振1四球）に抑える好投（メジャー初勝利）！　こういうピッチングを続けていれば、いつかは先発のチャンスが与えられるだろう（？）。“標的”は（やっぱり）中継ぎタイプかもしれないラミレスか、あるいは（開幕から先発ローテに入って）2勝7敗のヘクター・ノエシ（防御率5.54）か……
　しかし、そのノエシも13日のサンディエゴ戦では7回（5安打5奪三振3四球）1失点の好投！　このピッチャー、好不調の波が激しくて、なかなか見限りが付け難いピッチャー。嵌れば良いピッチングをするし、嵌らなければ“ビッグ・イニング”を作る。……ラミレス「次第」だろう。

岩隈　メジャー初勝利「長かったのかもしれないがとにかくうれしい」 （スポニチ Sponichi Annex）

絆―冬は必ず春となる
著者：岩隈 久志
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「僕の場所」に戻った男（2日・U.S.セルラーフィールド）

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『WBC』（ワールド・ベースボール・クラシック）の監督もイチロー（シアトル・マリナーズ）を3番に起用して、途中からそれが機能しないことに気付いて、戦略の練り直しを迫られている。そういう先人（歴史）の失敗に学ぼうとしないシアトルの監督（エリック・ウェッジ）が今シーズン開幕からイチローを3番で起用してきたが、機能しないことに気付くのに2ヶ月も掛かってしまった。
　明らかに1番（リードオフマン）タイプではない、ダスティン・アックリーを1番に起用して（3番イチローで）2番打者が「不在」。イチローを1番に戻すことで、アックリーを2番に固定できて、打線が機能するようになった。

　3番打者が育ってきた“せい”もあるが……カイル・シーガー。この若手が今シーズン“ここまで”伸びてくるとは思わなかった。彼がここまで伸びなければ、川崎宗則（昨日が誕生日）にも“もっと”チャンスが、サード（三塁手）での守備機会が増えると思っていたのだが……
　それにしても、川崎。守備が抜群に巧いとはいえ、打率.174のブレンダン・ライアンからショート・ストップのレギュラーを奪えないで、代走要因に甘んじているとは……本来の背番号「52」を貰えたら、力を発揮できるだろうか？　シアトルはこの際（背番号52の）左腕ジョージ・シェリル（防御率27.00）を放出しては？　と思うが。

イチロー「僕の場所」１番復帰で１安打（SANSPO.COM）

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元祖「持ってる男」松井秀喜（29日・トロピカーナフィールド）

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　元祖「持ってる」男だなあ～松井秀喜（タンパベイ・レイズ）。メジャーリーグ復帰戦の第2打席（4回裏）初球（90mph）を振り抜いて（カシン！）ライトスタンドへ先制2ラン（今シーズン第1号）！　
　第1打席（2回裏）も初球（チェンジアップ）をフルスイングして（豪快な）空振り！　そして3球目（91mph）をレフトに流し打って大飛球！　フェンス手前で捕獲されたが、カシン！　という打球音が“心地良かった”。（この第1打席で）≪兆し≫は充分にあった。

　それにしても（調整の為の）マイナーリーグ（AAAダーラム・ブルズ）で、打率.170（47打数8安打4打点）でホームランは「0」。それなのに、メジャー復帰戦でホームランを打つなんて……つくづく「持ってる」男だなあ～。
　選んだ背番号は「35」。「師匠の番号を一ついただいた」と言う松井。こういう人の≪恩≫を大事にする心持が≪運≫を招き寄せるのだろう。

レイズの地元紙「松井が早速実力を証明」（SANSPO.COM）

壁を打ち破る１００％思考法 (PHP文庫)
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