皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ各員一層奮励努力セヨ

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国防こそ最大の福祉

2022年01月18日 | 災害・事故・疫病
発災から二十七年を経た阪神淡路大震災。
犠牲者六千四百三十四人。
昨日の一月十七日、
亡くなった家族、友人、知人を思い、
涙を流して合掌する多くの人々の姿が何度も報道された。

それを見ていて、
大東亜戦争終戦から二十七年後は昭和四十七年だ。
軍人軍属の戦没者二百三十万人、
民間人戦没者八十万人
合計三百十万人戦没者の遺族や友人は、
終戦から二十七年後の昭和四十七年には何を思われていたのか、
とふと思った。
そのころ、知り合いの年配の方が言ったことを思い出す。
「眞悟さん、
靖國神社に参ったらなあ、
英霊のお母さんと思われる女の人が何人もいて、
何々ちゃん、何々ちゃん、
お母ちゃん来たで、来たで・・・と、
何回も呟いてるんや」

昨日の私の投稿で、
初動に遅れた自衛隊の生存者救出人数を
百六十五人で
全生存者救出人数の3%と記したのに対し、
自衛官として北海道から神戸に来て救出活動に当たられた
吉岡智之さんから
自衛隊は、
警察や消防では手に負えない困難な現場での救出に当たった。
そこでの目処がつくやいなや,
そこを警察や消防に引き渡して
次の警察や消防では困難な現場に向かった。
よって、現場の実感では、
数字以上の救出活動をしている、
という趣旨の投稿を戴いた。

まことにその通りで、
被災現場での自衛官の活動は凄まじかった。
私は、発災三日後に、
徒歩で国道二号線を西宮、芦屋を経て三宮まで歩き
帰りは山手を歩いて西宮に戻った。

王子公園にヘリポートが造られ
公園内の体育館は遺体安置所になっていた。
大勢の被災者が列をなして歩いていた。
行方不明になった家族の確認や、
死亡した家族の死亡確認や火葬許可証をとるための列だった。
その列を止めて、特権がある者のように、
若い新聞記者一人を後部座席に乗せたタクシーや
明らかに観にきている議員一人を乗せたハイヤーが
ガタガタと二号線を走り廻っている。

私は、炊き出しが行われている広場に佇んで
通ってきた瓦礫の続く光景を思い浮かべた。
その時、一つの言葉が心に浮かんだ。
それは、

「国防こそ最大の福祉!」

警察や消防の車両は、
人が埋まっているあの瓦礫の中を走れない。
あの瓦礫の中に重機を積んで入れるのは自衛隊の車両だけだ。
この瓦礫の現場では、
国民の命を救うことができずに、
福祉も福祉国家もへっちゃくれもない!
そして、
国防を任務とする自衛隊の車両だけが
この現場を走行することができるのならば、
福祉を担っているのは
自衛隊ではないか!
以後、
「国防こそ最大の福祉」
という言葉は
私の確信的政治信条になった。

被災地で印象的な情景を報告しておく。
三宮から山手の方に登り、
生田川にかかる橋を西方向に渡ろうとしているとき、
前方の橋の上で、
人々に袋に入れた水を配っている集団があった。
御免、御免、と言って、
被災した人々に、真剣に心から水を渡している。
彼らは、明らかに堅気ではなく任侠の世界の若者だった。
地理的(縄張り的)に言って山口組の若者だった。
敗戦直後も今も、
いざとなれば山口組は神戸を守る。
この感動的な光景を私は忘れることができない。

数日後、
東京に戻ってテレビを観ていると、
数日前に横を通った王子公園のヘリポートに
陸自の大型ヘリが着陸して、
中から村山富市が降りてきた。
次ぎに降りてきたのは土井たか子に似たオバハンだった。
さらに彼らは、そこから乗用車に乗って走り去り、
次の影像は、壊れたビルの前でヘルメットを被って
工事現場の見学者のように
ボーッとビルを見上げる二人の姿だった。

私は、政府に確認した。
「村山総理の後ろから降りてきたオバハンは誰じゃ?」
答え、「土井たか子衆議院議長です」
「どういう資格で土井議長は村山が乗るヘリに乗っていたのか?」
答え、「総理大臣の随員です。」
「バカ野郎、三権分立の原則上、
衆議院議長が総理大臣の随員などあり得ない。」

数日後、私は衆議院の委員会で、
この二人の被災地入りについて質問した。
社会党の元委員長同士が、
公的地位を没却して雁首並べて王子公園に降り立ったが、
同じ公園の体育館は、
議長の選挙区から運ばれた人々も含む遺体安置所だ。
何故、手を合わせることもなく立ち去ったのか?
以下、言い訳で答弁にならず。
この質問を
土井衆議院議長は、議長室で見ていた。
そして、私に、
「自分が遺体安置所を無視した箇所」について
議事録からの抹消を要求してきた。
当然、私は言った。
何と卑劣な。
俺は、歴史の抹消改竄はしない。

以上、阪神淡路大震災について思う浮かんだことを記した。









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