「勤務実態調査2012」の中間報告がだされました。北九州でもこの調査に取り組み、資料のデータに反映されています。さて、中間のではありますが、その主だった結果についてです。(集約数 6393名)
長時間過密労働の実態
1 一か月の平均時間外勤務時間
平日 54時間17分、土日 14時間48分 合計69時間5分
2 持ち帰り仕事
平日 12時間9分 土日 8時間45分 合計20時間54分
3 校種別では、中学校が85時間53分と最も多くなっています。
(小 65時間18分、特支 52時間14分)
教職員の意識とストレス
長時間過密労働のもとにあって、教職員のモチベーションは非常に高く、
「今の仕事にやりがいがある」に「とても」「わりと」を合わせた回答は82.8%でした。教職員の使命感などが現れた結果ですが、時間外労働や教室の現状とを関連させて考えると、「過労死のがけっぷち」にいる状況です。
<一番のストレス>
業務の量と生徒指導が、どの年代もまんべんなく高い数値になっています。その
他、学習指導、部活指導、事務的な仕事がストレスになっています。
減らすべき仕事
1、資料や統計作成、報告書提出
2、会議、打ち合わせ
3、部活、体連行事など
4、授業持ち時間数
4、研修や研究(同率でした)
学級規模と平均時間外勤務時間
「30人以下学級」のクラス担任
平日 土日の合計 66時間25分
平日 土日の持ち帰り仕事 83時間48分
「35人以上学級」のクラス担任
平日 土日 88時間5分
平日 土日の持ち帰り 107時間19分
時間外勤務の軽減の運動が急務です。