先週、小倉南区の小学校の先生と八幡西区の中学校の先生が亡くなりました。どちらの先生も50代、後数年で退職という年齢でした。北九州では、現職死亡が後を絶ちません。
ある組合員の先生は、職場の状況を
「子ども達は、落ちつて安定しているようにはたからは見えるかもしれないけど、ほんとうに教員は皆限界を感じながらも、ぎりぎりの線で頑張っている安定です。だから、先生たちは片時も休めない。肉体も心も。昨年も、救急車で運ばれた先生がいらっしゃったということですが、管理職は、この職場の状況をどの程度把握していたのでしょうか」
と疑問を投げかけています。
何が悪いのでしょう。
何処が悪いのでしょう。
権利を行使しきれない個人が悪いのでしょうか?
子どもを捨てておけないが故の過労死なのでしょうか?
そんなに先生たちが、ギリギリのところで命を張って頑張らないといけない学校って何なのでしょうか?
管理職は、もっと手立てはなかったのでしょうか?
このような悲しい出来事が起こらないために、労働組合もやるべきことがあると考えます。
北九州市教職員労働組合は下記の3つの「私たちの約束」をあらわしました。
一、私たち組合は、未組織の教職員の組織化と要求実現の先頭にたち、要求にも
とづく団結によって、教職員の経済的、社会的、政治的地位の向上をはかるため
運動をすすめます。
一、私たち組合は、広範な労働組合との共同・連帯をすすめ、働く者の生活と権 一、私たち組合は、教育の自主性をまもり、父母・市民とともに日本国憲法の理
利をまもり発展させるため運動をすすめます。
念と原則にもとづく民主教育を確立するとともに、子ども・青年の明るい未来を
きりひらくための運動をすすめます。
私たちは、組合の原点に立ち返り、教職員が生き生きと働き続けることができる職場をつくるために、約束にも書いた運動をすすめていきます。
亡くなられた先生方のご冥福をお祈りいたします。