グアムに陸上イージス導入
中国有事の防衛体制強化―米軍司令官2020年07月22日08時42分
【ワシントン時事】米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は21日、時事通信など一部メディアと電話会見し、米領グアムに陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入する考えを示した。デービッドソン司令官は今年3月に議会向けの報告書で、中国有事の際に米軍の重要拠点となるグアムの統合防空・ミサイル防衛体制を強化する必要性を訴えていたが、具体的にイージス・アショア導入に言及したのは初めてとみられる。デービッドソン司令官は「イージス・アショアは技術的に確立されている。脅威が高まり、より頑強な防衛システムが必要となる2026年までの配備が可能だ」と利点を強調。グアムには地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」が配備されているが、全方位から飛来するミサイルを迎撃するにはイージス・アショアが最適との見方を示した。
6月にイージス・アショアの配備計画撤回を表明した日本に関しては依然として「弾道ミサイル防衛における重要なパートナー」と評価。その上で「(日本は)必要な能力を確保する方策について引き続き米国や民間企業と連携しており、今後数週間か数カ月で(回答を)聞くことができるだろう」と語った。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020072200265&g=int
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■ 2009年7月9日
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