朝霞ニュース
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2011 01 13
防衛首脳会談で意見を交わす北沢防衛相（左２人目）と金国防相（右４人目）ら（１月１０日、韓国国防省で＝防衛省提供）
北沢防衛相は１月１０、１１の両日、韓国を訪問、ソウルの同国国防省で、金寛鎮国防相と日韓防衛首脳会談を行った。両相は地域の安全保障情勢について意見を交換、とくに哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃など最近の北朝鮮による一連の挑発行為に対し「許しがたい行為」との認識で一致するとともに、日韓両国が緊密に協調していくことを確認した。さらに日韓防衛協力・交流が多様な分野で前進したことを互いに評価、交流を拡大・深化させるため国連平和維持活動（ＰＫＯ）や人道支援、災害救援活動などでの物品役務相互提供協定（ＡＣＳＡ）締結に向けた協議の開始と、軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）でも意見交換を進めていくことや、防衛相、次官級協議を定例化していくことで一致した。会談後に記者会見した北沢防衛相は「日韓は近くて近い国であるべきだとの金国防相の強い決意があったが、それを現実のものにしていくため、ぜひＡＣＳＡを前向きに進めたい。進展は大いに期待できる」と述べた。防衛相の訪韓は大野功統防衛庁長官（当時）いらい６年ぶり。
大臣・次官級会談も定例化
会談は北朝鮮情勢や日韓防衛協力を主な議題として、１時間４０分にわたり突っ込んだ意見が交わされた。
席上、北沢防衛相は、これまでの交流が多様な分野で前進してきたことを高く評価するとともに、「日韓の防衛協力の新時代を築きたい」と述べた。これに対し金国防相も日韓防衛協力を未来志向的に発展させたいとして、今後とも協力・交流を拡大深化させていくことで一致した。
協力拡大の具体策として北沢防衛相は、国連ＰＫＯ活動や人道支援、災害救援活動、捜索救難訓練などの分野で、水、食糧、燃料などを相互に支援できるようＡＣＳＡ協定の締結を提案。両国の防衛当局間で意見交換を進め、協定締結に向けて議論を深めていくことで一致した。
また、両国の防衛大臣、次官級の協議を定例化していくことでも合意。北沢防衛相は金国防相の年内訪日を招請した。
さらに両大臣は防衛協力・交流の推進のためには情報共有が重要との認識から、ＧＳＯＭＩＡについて両国の防衛当局間で意見交換していくことで一致した。日本はすでに米国、ＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）とＧＳＯＭＩＡを締結しており、豪州とも交渉中で、豪州、韓国と協定を結べば３カ国・１機関となる。
ＡＣＳＡやＧＳＯＭＩＡへ向けた意見交換は、これまでの信頼醸成、親善交流の段階から、防衛協力の枠組み作りに進むことを意味する。防衛省は今後、外務省と協議した上で、政府間協議を目指すことになる。
一方、地域の安全保障情勢では、最近の北朝鮮によるウラン濃縮施設の公開や延坪島砲撃事件など一連の挑発行為を「許しがたい行為」として「朝鮮半島および北東アジアの平和と安定を大きく損なうもの」との認識で一致。日韓両国は今後ともこれらの問題で緊密に協調していくことを確認するとともに、北朝鮮に対する中国の「建設的な役割」に期待するとの認識で一致した。板門店と撃沈哨戒艦も視察
韓国を訪問した北沢防衛相は金寛鎮韓国国防相との会談後、翌１１日に北朝鮮との軍事境界線の板門店と、韓国海軍の平沢基地を視察した。
板門店では共同警備区域の韓国軍責任者から警備態勢などの説明を受け、施設内を約５０分にわたって見て回った。北朝鮮軍兵士が約１０メートルの距離から視察の様子をビデオカメラで撮影する場面もあった。
この後、ソウル南部の韓国海軍平沢基地の第２艦隊司令部を訪問。同基地責任者の案内で昨年３月に韓国領海内で撃沈された哨戒艦「天安」を視察した。同艦は事件後に引き揚げられ、同基地内に展示されている。
北沢防衛相は、この後、ソウルに戻り、金星煥外交通商相とも会談した。
http://www.asagumo-news.com/news/201101/110113/11011301.html
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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